THE PEAKS蓼科Day2【ロードバイク】

02-大会&イベント

THE PEAKS蓼科2日目R14
(写真はほぼ無し)

1日目が終わり、集合写真を撮ってから、風呂に入る為に車で佐久まで降りた。
健康ランドを見つけてお風呂にイン。とりあえず、Day1の疲れを取らなければならない。

脚~腰にかけて、暑い風呂→水風呂を繰り返して、疲労を取る。

空いているマッサージ屋を探したが、どこも予約が一杯。

マッサージ屋は諦めて、健康ランドに置いてあったマッサージチェアで身体を癒す。本当は腰辺りを重点的にほぐしたかったのだけど、イマイチ、調整の仕方が分からず、断念。

まぁ、それでも背中一面は少しはほぐれた。

その後は、ウェアをコインランドリーにぶち込んで、その間に夕食。とにかく、回復しなければ話にならないので、たくさん食べておいた。

お腹いっぱいになったので、女神湖まで車で戻る。

そう、Day1とDay2の間も車中泊。

ノンアルコールビールを飲みながら、ツイッターを眺めていたら、0時を過ぎてしまい、慌てて就寝。寝袋最高。

5:40 起床。
スタートは6:40だが、既に受付はDay1で済ませてあるし、余裕余裕と思っていたら、意外と時間が早く過ぎていく。ちょっと焦りかけたが「焦らない焦らない」と一休さん並みに平常心を保ちながら準備。

最後は、忘れ物が無いかチェックして、6:20頃にスタート地点へ。

スタート地点では既に皆並んでいて、ほぼ最後尾でのスタートになってしまった。

ふと前を見たら、すぐ斜め前に美辞さんがいた。

この時の美辞さん、寝坊でめちゃ焦っていたらしいが、知ったのはゴールした後だった。

6:31 スタート9分前。ちょっと緊張。

6:40 スタート。
今日は、Day1よりも30分短い、17時がタイムアウトだ。それだけを頭に叩き込んでおいた。

Day2はしんど過ぎて、ほとんど何も覚えていない(ヤバい)。

まずはST1で補給(したと思う)。
きのこ汁が超絶にうまかった。おにぎりをカップに入れて、そこに、きのこ汁をかけてもらい、おにぎりを掻き込んだ。Day1のカレーも最高やったけど、Day2のきのこ汁も最高やった。

思わず、おにぎり2個をきのこ汁で掻き込んでしまった。

そこからはDay1と同じ感じで登っていく。Day2は、ST4までが早かった。あっという間にST4まで来た気がする。

ただ、ST4からがクソ長かった。
記憶が無くなるほどに長かった。

Day2も「Hondaビブの黄色いウェア」さんと同じような位置で走っていたが、Day2は速かった。エイドで追いつくも、一緒に走れる速度では無い。Day2で更に速くなっているとは、、、。Day1は抑えていた、という事か。すごいわ。

気が遠くなるほど長かったST4~ST1Cが終わって、ST1Cで、またおにぎり+きのこ汁を食べてから、ST5へ下っていく。

下ってすぐ、石油王さんとスライド。
え?速すぎやない?笑  さすが、ニセコ順位獲得者。

ファットの細さんともスライド。いつ見ても笑顔で楽しそうだ。

毎回思うが、ファットでPEAKSという発想が既にど変態過ぎる。小径車でPEAKSもヤバい。

コレを超える発想は、一輪車でPEAKSくらいなものでは無いだろうか。

そういえば、今回はリカンベントは見なかったなぁ。

どこかの区間で酔猫庵さんを抜いた。Day1で2回パンクに見舞われたらしかったので、「今日はパンク大丈夫ですか?」と聞いたら「既に1回パンクしました」と。笑

ST5~ST1Dも長かった。。。。

変態増し区間に入るCPで、1時間半くらい欲しいな、と思っていたのだが、ST5〜STD1の途中で既に残り1時間半を切っていた。

コレは、、、マジでヤバくね?

と思い始めたら、後ろから「Jさん、頑張れ〜」とすごい勢いで抜いていく人がいた。イケヒロさんである。

実は、、イケヒロさん達はタイムリミットギリでの完走を目指しているのでは無いか、と思っていた。明らかに自分より速い人達ばかりやし、タイムマネジメントしてるのやろな〜と。

だから、追いつかれるまでは安全圏内やろうと思っていた。

そのイケヒロさんに抜かれたから、コレは、マジでガチでヤバいやん、という気になって、少しペースを上げた。

ST1Dでは水分だけを補給、直ぐにCPに向かってダウンヒル。

途中、大型バスが走っていて、ペースが合わずに焦るが、ココで焦っても仕方がない。

焦るよりも変態増しに向けて身体のストレッチをする。

CP地点へは大して坂は無かったが、たまに現れるちょっとした坂の斜度がキツく脚が削られていく。

CPで16:02やったと思う。カットオフが16:10やったから、まさにギリギリ。

変態増しは確か450m upくらいやったな〜、、、と思いながらダウンヒル。

今回、スライドするたびにガッツポーズ&サムズアップしてくれる人がいて、元気をもらった。次は自分もやってみよう。

下まで降り切ったのが、確か16:15〜20位か?

残り40分で450m up。

頭の中で計算が始まる。

いつも、1時間で500m upのペースで登っている。このペースではアカンか。でも、これは下りを含めて、のペースだ。あとは登りだけや、何とかなるか?

ホームコースの山中越え(230m up)はのんびり登って25分程度。そのペースでは間に合わない、少し頑張れば行けるか?でも既に2日間で9000m upしているこの身体でそのパワーが出せるのか?

結論:そんな根性、俺には無い

ふと周囲を見たら、2人いた。

その中の1人が救世主の「K大」さんだ。
この方も2日間、何となく同じ付近をずっと走っていた方だ。

エイドで追いついて、登りで抜かされる、を繰り返していたので、明らかに自分よりクライム力はある。でも、絶望的な差でもない。

少し、登りでついて行った。ビンゴ!何とか付いていけるペースだ。

少し登ったら美辞さんが降りてきた。

、、、コレはかなり微妙な時間帯だ。美辞さんの脚ならイケるのか?でも、明らかに単独走になりそうだ。単独走で精神的に大丈夫だろうか?

しかも、美辞さんの後は誰も降りてこなかった、、という事は、美辞さんがラストクライマー。。で、俺達3人は、その一つ前の集団。

やはり、俺らもギリギリのラインで走っている事か、、、。

と一瞬思ったが、すぐ後に来たトンネル区間で意識が飛んだ。

めちゃくちゃ斜度がキツい。。。K大さん、グイグイ登る。ヤバい、、、千切れる。。。千切れたらお終いだ。

5mほど差が開き、そこで耐える。。。

頭の中では「I‘m gone…I’m dead…」を連呼。そう、俺はポガチャル、、、。

俺の後ろにも1人いはるが、その人も前に出る気配がない。多分、俺と同じ気持ちでいるだろう

「K大さん、、、ちょっとだけ待って!!」

想いは届く、、しばらく走ったら追いついたので、またツキイチ。

前に出て引っ張りたい気持ちはあるのだが、俺が牽いたら、皆、揃ってタイムアウトになってしまう。

K大さんも時折り、チラッと後ろを見てくれるのだが「ゼーハー」と死にそうな俺の顔を見て、何かを悟ってくれたらしい。

(コイツはもうアカン)

もう、踏む脚が残ってない。。。ダンシングとシッティングを交互に使い分け、登る。

とうとう、その時が来た。

登り区間全終了!!
残り時間15分(程度)

K大さん「やっと終わりましたねー!」

俺「ありあざっす!!マジ!マジで助かりました!K大さん居なかったら、完走できなかったッス!!」

後ろの方「…同じく!」

後は、パンクに気をつけて丁寧に下る。

残り10分でゴール!!こんなギリギリなの初めてやった。

スタッフ、知り合いに迎えてもらい、完走を実感。めちゃくちゃ達成感があった。

変態を2日連続で、、、俺が?マジで?信じられん。

あ、、、そうだ、美辞さん!!

バイクを置いて、美辞さんのゴールを待つ。。。タイムアウトまであと数分、、、。あのスライドした位置から、、、間に合うか?いや、間に合って欲しい!!

願っていたら「美辞さんが来た!!」という声!!

残り4分(やったかな?)でゴール!!

「すげえ。。。」

思わず、俺の口から出た声は震えていた。

あの時あの場所でスライドしたからこそ分かる、この凄さ。ここ数年で1番感動した。

しばらくして、寝坊して色々と忘れ物してホテルに戻るハメになった事を聞く。すげぇ。。。

集合写真を撮って、解散。

今回も運営さんやスタッフさん、ありがとうございました。めちゃくちゃ楽しめました。

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今回のTHE PEAKSは2日間完走という結果で終わった。

次は、まだ完走できていない「ど変態」を狙いに行きたいと思う。また、跳ね返されるかもしれないが、それも面白い。

今回、色々な人のツイートやブログを見ていると、それぞれのドラマがあったみたいだ。

また、新しいドラマの主人公になれる様に頑張っていこう。

ちなみに、THE PEAKS終わって、3日間、暴飲暴食した結果、66kg→74kgに。。。

THE PEAKSがなければ健康維持出来な身体になってしまったようだ。笑


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