THE PEAKS赤城山:本番当日のレポです。
(かなり長いです)
結論から言ってしまうと、、、ど変態に参加して、結果はルーザーでした(笑
いや~キツかった。でも、十分に準備して、当日も出し切った結果なので、清々しい気分で一杯。やっぱりTHE PEAKSは楽しいわ。
さて、最初から時系列で思い返していこう。
ど変態のスタートは8時30分、という事で、22時から6時までゆっくりと車中泊で寝た。THE PEAKSでこんなにゆっくり寝たのはもしかしたら初めてかもしれない。
そりゃ、ど変態に参加するのだから、しっかり寝ておかなければ。半年間頑張ってトレーニングしてきて、ラスト8時間で調整をミスったなんて哀し過ぎるしなぁ。(なら、車中泊でなく、しっかり旅館で、、、という声が聞こえてきそうw)
6時に起きて、服装など準備をしてからトイレ行って、受付を済ませる。
美辞麗句さんと会ったので、ご挨拶。うどん食べて仕上がってそうやった。笑
一旦、車に戻ってしっかりと準備を始める。
上着をジレにするか、レインウェアにするか、ちょっと迷ったけど、とりあえず寒かったからレインウェアを羽織っていく事にした。
7時30分頃に再度受付地点に行ったら、一般エントリーの第一グループが戻ってきていた。
マジで?早い!
ど変態はまだスタートすらしていないのに・・・。
酔猫庵さんが結構トップの方で入って来た。
アレックスモールトンが輝いている!
8時30分に近づいていくにつれて、程良く緊張感が高まっていく。
イケヒロさんやRYUさんともご挨拶。
8時30分スタート。
一年に2度やってくる「最も身体に悪い1日」の始まりだ。笑
まずは、最初からアゲ過ぎない事を意識して、序盤の登りをクリアする。皆、速い。
ST1までの長い下り。
前日に車で通ったので、危ないポイントはしっかりと減速してクリア。
カーブの時は、後方を確認して、車がいなければ余裕を持ってアウトインアウトで、出来るだけ車体を立てたまま曲がる事を心がける。
風がまだ冷たく、レインウェアを着ていて正解だった。
あっと言う間に、ST1のコンビニに到着。
折り返して、再度スタート地点までヒルクライム。
やはり皆、速い。
ちょっと焦るけど、ここで自分のペースを乱したら、スタート30分で俺のTHE PEAKSが終わってしまう、、、と思いつつ「もしかして、これが「ど変態ペース」なのか?」と思いながらも、ドキドキしながら勇気ある撤退。
自分のペースで登っていく。
途中、奈良の時にもお会いしたYUIさんに声を掛けてもらった。
なかなか顔とロードバイクと名前が一致しない事が多いので、声を掛けてもらうと嬉しいね。
一時離れたグループとも、それほど距離が離れる事もなく安心した。
スタート地点に戻って、急いで補給。塩おにぎりを口に入れたまま、再スタート。
ちょっと暑くなってきたので、レインウェアは湖畔に停めた車に戻して、ジレに変更した。
今度はST2へ。これが長かった。
とにかく淡々と走っていく。あまり記憶がない。無心。
今回、パンダ練組の方達のウェアが目立った。
関東近辺のパンダザウルスさんが統括しているTHE PEAKSグループで、ツイッターを見ていると、THE PEAKSが近づくと一緒にパンダ練をしているみたい。うらやましいね。
ジャージのキャラも、一瞬公式になりかけたけど事情あってお蔵入りされたキャラやし、THE PEAKS愛を感じる。
その中で、2人組で走っている方達がいて、ずっとおしゃべりしながら登っている。
しゃべれる強度という事は、LSDか、、、と思いながら、ついて行ったらかなりシンドかったので、すぐに止めた(笑
パンダさん達半端ねえわ。。。
このお二方とは、STやASの休憩時間短縮で追いついては、坂で抜かれ、、、の連続やった。おしゃべりしながら坂で抜かれる度に心が折れた。笑
ST2に向かう下り坂で酔猫庵さんやレモン姫さんとスライド。かなり速い。
ST2に向かうラストの激坂区間。ここが自分的に一番しんどかった。止まって歩こうかと思ったけど、榛名山の時に痛感した「なんだかんだ言って、歩くよりも乗っていた方が速いし楽」を思い出しながら、止まりそうな速度で登っていく。
ST2で補給とトイレ。
パンダザウルスさんとRYUさんがコースミス!と空気がざわついていた。
変態増し区間へ向かう途中でお二人とすれ違った。これで時間内に走り切れたら「ど変態マシマシ」やん、さすが関東、マシマシ文化が半端ねぇ、、と思いながら心の中でエールを送るものの、抜かれない様に頑張ろう、と思った。
変態増し区間、、、長くて斜度が結構キツかった。記憶が無い。
変態増し区間が終わってAS2までの区間も長かった。。。でも獲得標高的には500mくらいやったかな?
AS2で、そなさんに会う。軽くご挨拶して直ぐに出発。そなさんが作成したタイムチャート、スマホに入れてきたが、見る余裕が無かった。次回作ってくれたとしたら、プリントアウトしてこよう。
そこからスタート地点に戻るのだが、獲得標高が900mくらいあってかなりしんどかった。(小並感
そしてキタ。恒例の「何で俺、ここまで来てこんな苦しい思いをしているのだろう」タイム。
多分、獲得標高が3500mを超えた付近やと思う。しんど過ぎて悲しくなってきた。笑
俺、何で群馬まで来て、こんな景色の良い中、ずっと心拍170で苦しい思いをしなければならんの??と涙が出そうになってきた。
思わず「はうぅぅぅ、、、、」と溢れる40代オッサンの声。身体の中に水分が十分にあったら涙が出ていただろう。
5分くらい悲しい気持ちタイムがあったが、「イカン!ど変態で走り切ると決めたんやないか。走り切れるとしたら今回が最初で最後かもしれない!」と気分を入れ替える。
この辺から、残り時間の計算をしながら走り始めた。
ラストのST4からゴールまで約1000m up。
普段は1000mを2時間かけて登るけど、疲れてるから2時間半は欲しい。
なので15時にはST4から登り始めたい。
そう思いながら走るものの、15時の時点でスタート地点にも辿り着けてなかった。
スタート地点で補給を摂って、再スタート。
ST3への下りを慎重に走る。
ST3でチェックしてもらい、ST4へ。
ST3からST4への移動。3人パックになったタイミングがあったけど、お二人のペースが速すぎて、千切れ侍。。。まともに先頭を牽けずにすいません、、、と思いながら、見送る。
ST4で頭から水を掛けてもらい、ラストクライムへ。
結局、この時点で残り1時間半。
かなり微妙な線になっていた。いつも1000m upに2時間かかるのは下りの時間も含めてやから、下りが無い分、1時間半は本当に微妙な線やった。
ともかく、無心で登る。
途中、同じ位のペースの方と一緒になり、斜め後ろに付いていった。
前に出て少しでも牽こうかと思ったけど、ペースがギリギリ過ぎて前に出ることが出来なかった。
何となく、この方がタイムギリギリのラインやろな、と感じた。
残り30分。残り何m upか忘れたが、本当にギリギリのラインやった。
、、、で、来た。攣り大会。
まずは右大腿四頭筋。
ヤバい!と思って力を抜きつつ、左脚にかけるパワーの割合を増やして、攣りを散らしていく。
何とか治った、と思ったら、再度攣りがやって来る、の繰り返し。とうとう、両脚が攣った。
でも筋肉が硬直してしまうほどの絶望的な攣りでは無い。プロ選手は攣りながらも走ると聞いた事がある。両脚の筋肉は使わずに大臀筋のみのペダリングに切り替えた。
両肩と両上腕三頭筋も攣りかけていた。
取り敢えず、走りながら最後の砦「2RUN」 2袋を取り出すも、パッケージからタブレットが出てこない。仕方なく、一度バイクを降りて2RUN合計4粒を飲んだ。
速効性は無いだろうから、効くまで何とか大臀筋のみで走るしか無いと思った矢先に、ハムが盛大に攣った。
完全に脚が硬直してしまい「うわっ!」と脚を地面に着いた瞬間に大臀筋も攣った。
何とか身体を支えようとしたが、下半身が完全に硬直してしまい、そのまま緩やかに左側に転倒。
エートスちゃんは守った。笑
(昨日、ちゃんと確認したらサドルだけ少し擦りむいていた程度やった)
地面に座っていたら、上から降りてきた車からおばちゃんが「大丈夫〜?」と声を掛けてくれた。
「大丈夫です〜」と返事をしながら、自分の意思とは関係なくビクンビクンと暴れまくる大腿四頭筋を眺め「これで終わった、、、」と思わず呟いた。
今回の身体攣り対策としては
・スタート前に2RUN 2袋(4粒)摂取
・1000m up毎に塩ジェルと回復系ジェルを一袋ずつ摂取(合計4本ずつ)
・各ST、ASで塩おにぎりを食べる
・塩飴 2粒を摂取
をした。
ここまでやれば、塩タブレットは必要ないやろう、と塩タブレットは準備してこなかったのだが、まさか攣るとは思わなかった。むしろこれ以上摂取したら身体がおかしくなる様な気すらする。
でも、結果的には塩分(ミネラル?)が足りなかったという事やろう。
原因は何となく分かっている。。。
日曜日は微妙な天気やった。
激暑いわけではなかったが、時たま暑かった。なので中盤まで水分の摂取量が少なかった。
この影響で軽く熱中症になりかけた時間帯があり、そこから水分をかなり多く摂取した。
どっと汗が出て身体から塩分が放出。
気が付けば、身体中塩まみれだった。
塩が抜けた身体に更に水を投入したものだから、体内塩分濃度が低くなり、攣りが発生してしまったのだろう。知らんけど。
追加摂取した2RUINが効き始めるのを待つように地面にしばらく座っていたら、ちょうど通りかかった福さんが「頑張りましょ~」と声をかけてくれた。この声で、再度ロードバイクに乗る気力が沸いた。
辛い時の声かけは本当にうれしいね。
2RUNが効き始めた事もあり、何とかペダリングできるまで回復。
そこから先は、ペースを上げる事もできず、残り6.3km付近で制限時間の17:30を迎える。
「終わった~~~。。。。」と声がこぼれた。
やり切ったので、涙は出なかった。
横をふと見たらカーブの標識は84番やった。あと少しやったんだな。。。
ゴール地点まで戻ってきたら、皆が優しく出迎えてくれた。
結果20分オーバー位。
フィニッシャーもルーザーも同じ様にキツい1日やったから、皆、同じ様に笑顔になれる。変態ばかり。笑
しばらくしたら、美辞麗句さん達もゴールしはった。
皆、やり切った表情やった。
最後に記念撮影。コソッと入れさせてもらった。
こうして、俺のTHE PEAKS R12赤城山ど変態チャレンジは終わった。何度も言う(言いたいので)。
めちゃ辛くて、めちゃ楽しかった。
当日も楽しかったが、ここまでの半年間も楽しかった。またど変態はトライしていこうかと思う。
運営スタッフの方にはSTやASで応援してもらったり、車で追い抜き様に声を掛けてもらったり、元気が出た。今回もありがとうございました。
帰りは温泉寄って身体を綺麗に。湯船に浸かったら意識が飛び掛けた。笑
取り敢えず、直ぐに出て、車で15分程度仮眠して出発。高速道路を80km/h巡航でのんびり走る。疲れ切っているので、集中力低下が怖かった。
SAでラーメンと丼物食べて腹がパンパン。笑
その後も、少しでも集中力が低下したと感じたら、直ぐにPAに寄って仮眠しながら帰った。結局、家に着いたのは午前4時。
4時半に寝て、7時に起きて出勤。月曜日は会議地獄。眠過ぎて使い物にならない1日やった。笑
おわり。
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