ロードレースのゴール前のアシストの意味と役割 #ロードバイク

ロードレースのゴール付近の攻防を観ていて、ふと思った。

ゴール直前のアシストって必要なん?

強い選手の後ろにツキイチして、最後にチョイ差しすればええやん。

ふと、そんな事を思った。
だってツキイチして後ろでギリギリまでドラフティング効果を得た方が楽やん。

ここから先は、俺の勝手な解釈なので、人それぞれ解釈があるかと思う。そもそも、俺はラストスプリントする様なレースには参加した事ないから。

アシスト無しで、最後まで強い選手の後ろにいて、ラストで差し込むという方法は、言うは易しだが行うは難しと感じる。

確かに、強いアシストがいないチームのエースはそんな感じで勝つケースはある。昔のサガンみたいに。

ただ、だからと言ってアシストがいない方が良いのか?と言われると、そうでもない、と思う。

一番の大きな利点は自分達の好きなタイミングでラストスプリントを開始できるところ。

人間の反射速度の限界は0.2秒らしい。
目で見たり、音を聴いて身体が反応するまで0.2秒。

仮にラストスプリントで、後ろでツキイチしている選手より時速5km/hの速度差で飛び出したとしよう。(実際にどれだけ速度差があるか分からないが)

0.2秒で生じる差は27cm。

コレを残り僅かな距離で詰めて追い抜くのは至難である。

この利点は大きい。

逆にツキイチしている選手の方が早くスプリントを開始したとしよう。

僅か5km/hの速度様は反応されてしまう。しかも、前の選手とそのアシストもかわす程の速度差が必要という事になる。これも至難である。

さらに、アシストがいる場合は、アシストが左右のどちらからリードアウトしていくのか知っていれば、自分の片側だけ警戒しておけば良い。

例えば、自分の左側からリードアウトして後ろに下がるのであれば、左側から抜かれる可能性は低い。だから右側を警戒しておけば良い。

後ろから追い抜きをかけようとする選手も減らせる。

こういった理由から、ゴール前でもアシストはいた方が良い、だろう。

知らんけど。


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