23日間にわたり21ステージあったツールドフランスが昨日終わった。
終わってみればポガチャルの圧勝やったけど、中身は色々とドラマがあったと思う。
まずは第2ステージのデルトロ勝利。
ポガチャルが勝ったかと思いきや、最後はポガチャルが後ろを牽制しながらデルトロを勝たせた。
あそこでポガチャルが踏みやめたから、皆も少しは緩んだ可能性がある。後ろを気にしながらゴールする余裕が明らかにあった。
エースがアシストを勝たせる。これでデルトロの忠誠心が格段に上がったわけだ。
部下の手柄をかっさらっていく、どこかの会社の偉い人たちとは格が違うってやつだ。
ヴィンゲゴーの戦線離脱は残念やったが、明らかにポガチャルとの戦力の違いはあった。ワウトが居なかった事がモチベーションにも響いたのではないか?
夜中2時にドーピング検査が入ったことが話題となり、一石を投じたかもしれない。
19歳のセクサスとデルトロのジャージ争いも見応えがあった。19歳でツールドフランス4位は信じられない。まだまだポガチャルの時代は続くと思うが、ヴィンゲゴーの様にポガチャルを脅かす存在になって欲しいものだ。
山岳賞のカラパスの走りも熱かった。
なんと言っても、最終ステージのマチューとポガチャルが凄かった。
ポガチャルからしたら、もうツールドフランス5勝は確定してるのだから、無理しなくても良い。しかも、ラストはピュアスプリントだから、前に出る必要もない。
無理すれば落車のリスクもある。
それでも前に出てきたのは、ポガチャルの遊び心か、親友マチューの為か?恐らく、後者なのではないかと思う。
最終コーナーに入った時に、マチューがポガチャルを前に行かせる。勝負に徹するのであれば、ポガチャルは後ろにつくべきだが、前に出る。
そして全開で限界までマチューを引っ張る。明らかに、ゴールラインまで保たないもがき方をしているから、既にこの時点では自分の勝利は狙っていないことが分かる。
多分、どこかの段階までマチューがついてきているのを確認して、マチューのアシストに切り替えたのではないか?と推測。
そして、リードアウト。
リードアウトした時に、マチューは右側からポガチャルを抜く。既に脚が終わっていて追いつかないと分かっているポガチャルは、勝負に絡まないのであれば、そのまま真っ直ぐに走ってゴールすれば良い。
でもポガチャルは敢えてマチューの後方に向かった様に見えた。
スプリントは大体のケースで固まってゴールする事が多い。
だから、ポガチャルは敢えてマチューの後ろに付ける事で、後続集団がポガチャルを避ける為に蛇行するように仕向けた気がする。
こういった些細な動きが、ラスト数センチの差になって効いてくると思う。
本当のところは分からないが、こういった想像を掻き立てるようなラストステージやった。
レース後にマチューがポガチャルに挨拶に行ったから、まぁ、そういう事やったのではないかな?
今年も熱い祭典が終わった。



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