ツイッターを眺めていたら「ハラミ会」というキーワードが流れてきた。
見たら「ハラスメントを未然に防ぐ会」らしい。
例えば、会社の飲み会などでセクハラを起こす恐れがある場合、予め女性を呼ばずに男性だけで飲み会をする、など。
これはなかなか、言い得て妙だと思った。
セクハラやパワハラをする人間は、自分のどの様な行動がセクハラになったりパワハラとなったりするのか分からないケースが多い。
実際、パワハラ人間を見ていると、150%自分はパワハラをしていないと信じ込んでいる節がある。あと、これらのハラスメントは受け手がどう感じるか?というところにも左右される為、普通に接していても、訴えられる可能性がある。
実際には、訴えられるにはいくつかの項目があり、それら項目を全て満たしていない限りは、訴えを認められるものでは無いが、、ともかく、そもそも訴えられないに越した事はない。
このハラミ現象が社会的に良い事なのか?と言われたら、そりゃ理想的では無いだろう。でも悪いとも言えない。
何か状況を改善するときに必要なのは「外部環境を変える」または「内部環境を変える」事。この場合の外部環境は「自分以外の何か」。内部環境は「自分自身」。
ハラスメントは自分が気を付けていたとしても起こり得る。自分の他人のハラスメントに対する許容ラインが違うから。雰囲気が怖いとか言われた日にはどうすれば良いのか分からなくなる。つまり、内部環境を変えたところで、改善はし難い。
ならば、外部環境を変えなければならない。相手にハラスメントの許容値を上げろと言ったところで無理な話。ならば、リスクが起こり得る環境自体を排除する。
そういった意味で、ハラミは個人的にはアリだとは思う。
もちろん、表立って「この飲み会は女性参加不可」なんて言ったら、別のハラスメントか何かで訴えられるので言えないが。
ハラスメントが行き着く先が社会の分断であり、そういった環境になったらなったで「自分たちが除け者になっているハラスメント」を言い出す「構ってちゃん」達が出てくるだろう。
なんとも面白いものだな。
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