キャノンボール(大阪→東京)序盤

02-大会&イベント

22時50分、大阪市道路元標に到着。

とりあえず、写真を撮ってTwitterに挙げる。

キャノンボールにルールは無いが、暗黙の了解のような儀式となっている。

残り10分を切り、ドキドキしていたら、もう一人「自分も23時からキャノンボールやります」という方が登場。

キャノンボールはソロライドで走破する必要があるので、一緒にはスタートせず。

その方はおにぎりを食べてからスタートするとの事だった。

「お互い、無事に日本橋に辿り着きましょう」と言い合ってスタート。

今回、全く写真を撮っていない。

写真を撮る余裕が全くなかったからである。

なので、ここから先、全て文字でのレポート。

===

まず、大阪市街地を走る。

序盤は平均28km/hくらいで走り抜けたかったが、信号につかまりまくり、全く平均速度が上がらない。

「これが信号地獄か、、、」と思いながら、平均時速が21km/hくらいになり、不安が生じてくる。

まだ、20kmも走っていないのに、、、笑

まず、清滝峠方面に向かう。

この辺、山方面に入っていくので、車通りが少なかったら怖いやろな~と思っていたが、意外と車通りが多く、全然怖くなかった。

その先、木津川を通り、笠置方面へ。ここでも車通りは結構あって、寂しさは無かった。

伊賀を抜けて、亀山へ向かう「加太」付近が全く車通りが無く、街灯も無い山道で、しかも深夜3時くらいで超怖かった。

ただ途中、暴走族もどきの単車2台と合流。

ちょうどダウンヒル中だったから、向こうの賑やかな音を聞いていたら寂しさが紛れた(笑

この辺、霧がすごくサングラスに水滴がすぐ溜まるので、グラスを外して走る。霧が深すぎて反対車線に飛び出しそうになる。

単車2台も怖かったんやろな。トロトロと走ってる。

それにしても、夜中にあんな山奥で爆音を響かせても誰も聴いてないだろうに。。。

もしかして、、、本当に存在したのか???笑

亀山に出て、一度目のコンビニ休憩。胃薬とおにぎりを食べる。まだ元気である。

再スタートしたら、スタート地点で出会った、もう一人のチャレンジャーが前を走っていた。コンビニ休憩中に追い抜かれたかな。

TTバーを付けていたので、流石に速い。

後ろに付いてドラフティング効果を得るのは暗黙のルール違反なので、20~30mくらい開けて走る。

速かったけど、何となくペースが合わなくなったので、途中で追い抜いて先行する。

亀山バイパス?を抜けて四日市方面に向けて30~35km/h位で調子よく走っていた。140〜150km付近やったと思う。

そこで予期せぬ事態が起きた、、

いきなり前輪が道路の溝に取られた。

その瞬間に左前方に落車。

肩からザザ~~~っとスライド。こけた瞬間、わけが分からなかった。

え?何が起こった?って感じ。

少しでもリスクを減らそうと思って、少し広めの路側帯がある場所は、そちら側に寄って走るようにしていたのだが、、、

まさに、その広めの路側帯に入ろうとしたときに路側帯と車道の境に開いていた溝にハマってしまったようだ。

あちゃ~、、、ココでDNFかぁ、、、と、深呼吸を何度かして、とりあえず状況を冷静に分析。

続行するための条件
・頭を打っていない
・骨に異常が無い
・擦過傷がそれほどひどく無い
・ロードバイクが走れる状態であること

この4点を冷静に確認。
とにかく無事に家に帰る事が最優先事項だ。

まず、頭は打っていなかった。ヘルメットも確認したが傷は無かった。

次に骨の状態を確認。左肩からスライドしたので、左肩(特に鎖骨)を確認。

動く。動くがアドレナリンが出ていて一時的に動くだけかもしれないので、後で再度確認する事に。

擦過傷、、、指から血が出ている。上下ともウェアは若干破けてはいるが、そこから血が出ていることは無い。痛いが、走れないほどではない。

暗いから指の傷はよく確認できなかったので後でコンビニで確認することに。肘からも少し血が出ていたが、骨が見えるレベルの酷い擦過傷では無い。

ロードバイク。。。ハンドルとホイールの角度が歪んでいる。ホイールを股で挟んでグイッと修正。直った。

ブラケットも歪んでいたがグイッと直すことができた。

タイヤ。パンクはしていない。
指が痛かったし、パンクしていたらおそらくDNFしていたかもしれない。

チェーンがフロントクランクから落ちている。少し手間取ったが直った。

一見、ロードバイクは直った感じがする。あとは乗ってみて異常が無ければOK。

再度、骨の状態を確認。身体の各部分は動く。指が折れていないか心配だったが、折れてはいない感じだった。

どのような溝やったのかは分からない。現場検証する意味がないし、時間の無駄なので敢えて確認はしなかった。

それよりも今は前に進む事が優先である。

散乱したボトル等を回収して、再スタート。

取り敢えず、ロードバイクは大丈夫だ。ホイールに歪みもない。タイヤにサイドカットも無さそうだ。

直ぐにコンビニに寄る。

指から出た血は既に止まっていた。アドレナリンすごい。

水で傷口をゴシゴシ洗って石を取り除く。アドレナリンが出ているときしか出来ない。

大きめのガーゼタイプの絆創膏を買って応急処置。

再度、深呼吸して冷静に身体と対話。

行けそうだ。

四日市から再度東京へ向かって走り出した。


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