インド初ライド

01-ライド

インドで初めて実走でチャリで走ってきた。チャリはSSKさんから借りているダホンの小径車。

今回はインドで駐在している、他の会社の自転車乗りの方のお誘いで一緒に走ってきた。

まず9時に待ち合わせ場所に向かう。実は、待ち合わせ場所が家のすぐ近くだと思っていたら、意外結構離れていて時間通り間に合うか、かなり焦った。そこに行くまでは初めてインドの道をソロで走ることになる。

待ち合わせの場所に行くために、幹線道路を走らなければいけないのだが、幹線道路の横に旧道があり、なるべくそちらの旧道を通るようにした。ただ旧道もずっとあるわけではなく、仕方なく幹線道路に入らなければいけない状況になった。

毎朝車に乗りながら、ロードバイクに乗っている人を見て「よくこんなところを走れるなぁ」と思っていたのだが、まさか自分がここを走ることになるとは思わなかった。笑  

少し道に迷いながら集合場所に到着。挨拶もそこそことりあえずスタート。

今回同行していただく人はHさんと言う方で、バイクはトレックのマドン。体重はかなり軽そうなので、完全にヒルクライマーである。毎日1時間Zwiftを継続しているようで、ゴルフと言うよりは自転車の方が趣味のようである。

とりあえず今回のメインディッシュである山に向かって走り始める。お互いに脚力がわからないので、探りながら走り始めるのだが、このHさんめちゃくちゃ速い。俺が小径車で走ってることを忘れているかのようにめちゃくちゃ速い。笑

速度を見たら32キロから36キロで走っている。ちょっとした下り坂では50キロ出ていて、スタート早々10分程度で心拍は180まで上がり、かなり瀕死の状態になってしまった。

いきなり「もっと速度を落としてください」とお願いするのは、ちっぽけではあるが俺のプライドが許さない。笑

とりあえず行けるところまでついていこう、と言うモードに切り替えた。

多分Hさんも久しぶりに一緒に走る仲間ができて、テンションが上がってるんだろうと思った。ソロライドよりも仲間と走るとパワーが上がるのは皆同じだと思う。

目的地はわかってるのだが、そこまでの経路はさっぱりわからないので、ここで千切れたら完全に迷子になってしまうので、必死で着いて行った。

Hさんによると、やはり結構アゲながら走っていたようで、それでも着いてきている俺を見て「ヤバいな」と思っていたらしい。そりゃ、30〜40キロ出してるのに小径車で着いてきていたらビビるわな。

とりあえず目的地まで、幹線道路や下町のような道をぐるぐる回りながら走った。

こんなところは走れないなぁと思っていたのだが、実際走ってみると意外と走れることがわかった。

なぜかと言うと、車やバイクはめちゃくちゃ多いのだが、みんなそれぞれ自分が事故を起こさないように周囲に気を配りながら走っているからである。めちゃくちゃ車間を詰めて走っているのだが、決して当たらないように細心の注意を払いながら走っている。

そういった中で走るためには、当然、自分自身も細心の注意を払わなければ周りの迷惑がかかると言うわけである。

隣の車やバイクとの距離はめちゃくちゃ近いし、正直、俺としては「当たった」と思うようなシーンばかりなのだが、、、日本のように「悪意のある幅よせ」は無いので、ストレスはほとんど無い。

とりあえず今回の目的地である山の麓まで来た。
山の麓には湖があって、その周囲には露店が出ている。

少し走って、山の麓ヒルクライムが始まるところで一旦休憩。

どうやらHさんは、前回走った時にこの山で足着きをしたらしい。なので、今回は足をつかずに登りきることが目標と言っていた。

何せこちらは小径車で、速度を上げながら走る気は全くないので、Hさんには「僕はとりあえずのんびり走るので、お構いなく先に進んでくださいね」と念を押してスタート。

のんびりと走り始めた。全長6キロ位あったと思う。そのうちの3キロ位まではHさんに着いて行けてたと思うが、それ以降は徐々に徐々に離れていった。

とりあえず頑張っても、速度は上がらないので、自分なりに1つテーマを決めた。今回はアウター縛りで走ることにした。アウター縛りで走る意味も正直ないのだが、ただ単に山を登るよりは、何かしらテーマを持って走った方がソロで走るときは楽しい。

とりあえず4分の3程度上ってきたところで、一旦休憩することになった。

そうしたら、上から1人の青年が降りてきた。結構ロードバイクに乗っているっぽい少年やった。

バイクを見ると、インドローカルのメーカーのアルミのロードバイクに乗っていた。フロント・クラウンクの歯はかなり尖っていて、めちゃくちゃ走り込んでいることがよくわかった。

シューズやハンドルのカバーもボロボロやった。

話をしていると、もう一つ別のバイクを持ってるらしく、ピナレロで、おそらくプリンセスというモデルだと思う。ドグマではないにしろ、ピナレロを持っていると言う事は、この青年はおそらく結構良い家の育ちだろうと想像する。

少し話して再度登り始める。その青年も一緒に登り始めたので、まぁ日本で言うところの「おかわり」だ。

途中までは一緒についていったのだが、その青年がペースを上げ始めたので、Hさんもそれについていく。そうなると全くついていけないので、俺は自分のペースで登ることにした。

そしたら後から、もうすごい勢いで上がってくる欧州人のおっちゃんに抜かされた。

上に登り切って、色々と話を聞いてみると、この地域周辺でめちゃくちゃ有名なロードバイク乗りらしく、何かしらのヨーロッパナショナルチャンピオンらしい。インドには仕事で駐在してるらしい。

上の登り切ってみた景色は、これ。

残念ながら、大気汚染のせいで全体的に曇っている。ただインドの街中の喧騒と比べて、この場所はものすごく静かである。ここまで来るとあまり日本と変わらないなぁと言う気がするのだが、毎週末ここまで来れるかと言うと、1人では結構厳しいかなと思うところもある。

少し休んで、お昼ご飯のために日本食のラーメン屋ギンコに行くことにした。

小径車なので、下りはものすごく慎重に下り、また平坦になってからは速いペースに引きずられながらラーメン屋に到着。

いつも通り、ラーメンと唐揚げと餃子を頼んで、お腹いっぱいになったところで解散。

後は、少し迷いながらも無事、家に到着。

2時位に家に着いたので、まだ時間があったから、ゴルフの打ちっぱなしに行って、その後、一緒に出張に来てる仲間からメールがあり、ラーメン食べにいきましょうということでまたギンコへ行ってきた。

そんなこんなで、土曜日は過ぎていった。

初めてのインドでのチャリ実走はかなり楽しかった。


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