移動だけで疲れるけど楽しい

インド出張は移動の割合が多い。

朝から夕方まで車で3〜4件のサプライヤーを周っているのだが、なかなか身体的にシンドイ。

一件あたり1〜2時間商談して、そこから1時間ほど車で移動して次に向かう。

当然、自分で運転するわけでは無いのだが、、、交通が悪ければ道も悪い。幹線道路はまぁまぁ良いのだけど、所謂、県道レベルになると途端に道の状態が悪くなる。

サプライヤーは大体、県道から外れた場所にあるのだが、そこに行く道はダート。車に乗っていてお尻が少し浮くレベル。

流石に、このレベルになると車の中でパソコンは打てない。というか、単に乗っているだけで酔うレベル。

人間、ずーっと車の中でシェイクされ続けると、ただそこに居るだけでとてつもなく疲れる。

そんな感じで辿り着くサプライヤーの工場環境は想像を絶する。良い意味で。

掘立て小屋みたいな建物に、自動機械がゴウンゴウンと動いている。ただ、外観も内装も掘立て小屋さながらである。

そこに、この道何十年って感じの爺さんがいたりする。

驚く事に、そんなサプライヤーなのだが日系の会社に既に部品を納めていたりする。日本人で来たのは俺が初めてらしいが、こんな未開の地みたいな場所から既に日系の会社が部品を買っている事実は俺を奮い立たせてくれる。

俺はまだ先人の歩いた道を歩いている。

とにかく身体的な疲労度が半端ないが、楽しい。

ただ、明日からは祝日明けの日本が動き始める。インドに居るのに、日本でやる方針説明会でプレゼンしなければならない。俺は、全てを放ってでも今のプロジェクトに専念せよ、と超偉い人からお達しが出ているのに。

さらに滞在期間の調整など、色々と根回ししなければならない事があり、仕事以外のところで物凄く気を使う。

いい加減、全集中させてもらいたいものだ。


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