先日、イージス・アショアの配備ミスの説明会で防衛省職員が居眠り。弁明する方が居眠りするという信じられない事が起こった。
簡単に言うと、ごめんなさいと言いながら居眠り。何人かいる職員の中の一人ではあっただろうが、防衛省と地元住民との話し合いという括りで見た場合、防衛省の説明は「寝言」と言われても仕方がない事やろう。
議論の根幹に関わるところでは無いが、交渉のテーブルで相手に付け入るスキを見せてしまった訳やから、致命的なミスだ。
謝罪したとしても「それとこれとは別や」にはならない。これが交渉。だから、反対勢力がいる打ち合わせなどで遅刻や居眠りした時点で、既に敗北と思った方が良い。相手はまず、そこを突いてくる「時間過ぎてんぞ!何考えとんねん!」この一言で決着。あとは淡々と説明して合意形成して終了。
会議には5分前には必ず着く。最低限の事なのだ。
話を戻すと「居眠り」。この生理現象は如何ともし難い。この職員が居眠りした背景は分からない。もしかしたら、この説明会の為に徹夜して資料を作っていたのかもしれない。住民の為に尽くしてきたのに、結果的に住民を怒らせたの「かも」しれない。
仲間内で冷静に話をするのであれば、そこまで突っ込んでも良いかとは思うが、、、今回は違った。
猛烈な眠気に襲われる事はある。前日、がっつり寝ていたとしても。原因は「自分ごと」になっていないから。会議で少しでも自分の役割があれば居眠りはしないし、他の人の発言に対して自分なりの考えを頭で考え、自分ごとにすれば眠気は出てこないだろう。
つまり、誰かの話に対して常に「ツッコミ」を入れる様に聞いていれば良い。「そうだそうだ」では無く、「何言っとんねん!アホか!」と怒り混じりに考えるのが良い。アドレナリンが出るから眠気が飛ぶ。
賛成意見でも、視点を変えればいくらでもツッコミどころはある。
「人を傷つけてはいけません」という一見真理を突いている様な事でも「自分の家族に身の危険があってもアカンのか!」と反論できる。
それでも、どうしても眠い場合は「気分が悪い」と席を立つべき。そんな雰囲気では無ければ、椅子から転げ落ちるくらいの演技はしても良いと思う。いくら何でも、椅子から転げ落ちるほど気分が悪い人間に対して罵声を浴びさせる人はいないし、罵声を浴びせたら逆に非難を浴びるだろう。
今回の場合は、居眠りと椅子から転げ落ちる事の影響度合いを比較したら、断然椅子から転げ落ちた方が良かっただろう。
誤解なき様に言うが、「居眠りはしない」と言うのが大前提。それでも、前日徹夜で資料作って、、、と、どうしても眠気が取れない場合は会議自体への参加を辞退する(影響なければ)、体調不良で途中退席した方が良い。
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