The PEAKS熱海2:完走レポ!【ロードバイク】

02-大会&イベント

The PEAKS熱海2:参加レポ

かなり長いレポです。

前日~受付

今年は菰野ヒルクライムが無くなり、伊吹山はコロナのせいで中止。その他の各種イベントもコロナの影響でことごとく中止となった。その中でThe PEAKSは参加者数の少なさと、密になり難さもあって開催を決定してくれた。

今年のCLT120を超えるトレーニングも、エベレスティングもこのイベントの為にやってきた。

前日は最後の準備。
まず、どてるしさんでリドレーちゃんをオーバーホールから引き取りに。

きんOさんと入れ違いになる。奥さんとエNAちゃんも一緒だ。家族で自転車屋か、、、ええなぁ。

オーバーホールで色々と修理してもらった。オーバーホールに出さない状態でThe PEAKSに参加していたらヤバかったかもしれない。それほどリドレーちゃんは満身創痍だった。

その後、エナジーゼリーを購入。

昼ご飯を食べに行って、荷物の最終点検をして車に詰め込んだら、17時になっていた。息子ちゃんを塾に送って「さて仮眠を取ろう」と思ったら、現地は雨になりそうだという連絡をT野君から受ける。

雨かぁ、、、。念のため、雨のライドもやっておいたけど、今回は長丁場やし身体を冷やして良い事は無いだろう、という事でカッパをサイクルあさひまで買いに。

そうこうしていたら、19時になってしまい、息子ちゃんをお迎えに行くまであと1時間になってしまった。

これはヤバい、と思って急いで仮眠に入る。

仮眠1時間。

息子ちゃんを塾からお迎えして21時。グーグル先生によると4時間で到着するらしい、がこれは休憩無しの話。

休憩入れたら2時か3時着だろう。もう少し家でゆっくりと仮眠を取りたかったけど、ここで仮眠を取ったら最悪スタートに間に合わない可能性がある。という事で、21時発。

ノンストップで突っ走る。現地に到着したのはきっかり4時間後の午前1時。

腹が減ったので牛丼屋を探してカーボローディング。

食べ終わって、ほっこりしたら2時になってしまった。最寄りの駐車場を探して停めに行く。2時30分。

目覚ましをセットして、車中で仮眠。本当は漫画喫茶でのんびりと身体を伸ばして仮眠したかったのだが、、、漫画喫茶を探している間に受付時間が来てしまう。

雨が土砂降り&雷が光りまくりでなかなか眠れない。雷がこの調子で続いたら明日はDNSかもしれん、、、多分寝たのは3時頃。

4時起床。結局、1時間しか仮眠できなかった

急いで準備&受付に向けて出発。

最初のひと踏みで分かった。

「絶好調」

脚は金曜日と土曜日に完全に休んだおかげで、戻ってきている。ロードバイクもオーバーホールに出したおかげで何のストレスもない。かなり滑らかな走りだ。

スタート地点のかんぽの宿に行くまでに超激坂がある。(イベント後、登ってくる車のタイヤが滑っていたのを見た)その激坂を登っている最中に土砂降り。道路が滝の様になっている。目が開かないほどのキツイ雨。これはヤバいぞ。

何とか、かんぽの宿に到着。この時点で結構疲弊してしまった。

受付。

クロークに荷物を預ける。続々と参加者が集まってきた。皆、身体がシュッとしていて速そうだ。体重70kg近いおデブクライマーはあまり居なさそうだ。

車検が終わってさりげなく前の方に並ぶ。

6名ずつ順番にスタートしていく。後ろの方でスタートした場合と比べて数分の差がある。PEAKSはこのような時間を削っていく事が重要なのだ。

実走

5時30分スタート。
まずノールスートのST1を目指す。

超長丁場だから序盤から飛ばし過ぎないように気を付ける。この様なイベントはついついテンション上がって知らない間に踏みすぎてしまう。

今回はワットや心拍は見ずに、感覚だけで走る事に。ただ、序盤の周囲のペースが遅かったので、追い抜いていく。すると、同じ様に感じていた人たちがどんどんと前の方に。ちょっと待て、、、そのペースは速すぎるやろ。。。

追いすがる事はせず、とにかくマイペースで進んでいく。

ST1に行くまでの序盤の坂の斜度がきつかった。PEAKS熱海は激坂が多いと聞いていたけど、まさかこのレベルの斜度がずっと続くの?とビビる。ただ、こんなのは序の口である事をあとから思い知る。

雨は止んだり降ったり。カッパは効果抜群。身体が冷え切るのを抑える事ができた。買っておいて良かった。

後ろからゴーという音がする。何だ?と思ったらファットバイクだった。しかもめちゃくちゃ速い。ファットバイクに一気にぶち抜かれた。ヤバい速さだった(笑

ST1に到着したのは6:34。シミュレーションでは6:45だったのでちょっと早いペースか。

コンビニでおにぎりとコーヒーを買って、レシートをもらう。おにぎりをコーヒーで流し込んで、すぐに再スタートST2へ。

ガーミン君の表示は基本的に「斜度を表す画面」。この先どのような斜度の坂があるのかが分かって便利だ。

ST1からST2は上りもあったが、ほとんど覚えていない。覚えているのは雨の下りが怖かったことくらいかな。とにかく雨がすごくて道に水たまりがめちゃくちゃ出来ていた。それに突入してしまったら落車不可避だから丁寧に避けて走っていく。しかも車の滑り止めが多くあった(と記憶)ので、それにも気を遣う。後続がいない時は車道をある程度使って、後続に車が来た時は横に目一杯避ける感じ。とにかく安全第一で。

ST2に到着したのは7:46頃。雨が降りまくっていて写真は撮れず。予定では8:30やったので、この時点で45分のマージンを稼ぐ事ができた。

次にST3へ。少し登った後はめちゃくちゃ長い下り。長い、、、ここを再度登って来なければならないという事か。。。。

今回、下りは雨という事もあって超慎重に。カーブでは後続車を確認してOUT-IN-OUT。基本的に車体は傾けず。後続車がいる時は減速。

直線はガッツリ踏んでスピードを乗せていく。基本的に下ハンを使う。空気抵抗が少なくなるというのもあるが、ブラケットを握った状態でのブレーキは雨の日はほぼ効かないから注意が必要だ。

ST3に到着。。。と思ったら、ST3が見つからない。あれ?この辺にあるハズなのに???と思って周囲を見ても見つからない。

焦る。まさかのコースミス?いやいや、基本的に入りくんだところにSTは無いハズだから見落としているのだろう。。。もしかして、あそこの分岐をを間違えた方に入ってしまったのか?と思って、少し戻ってから分帰路を逆方向に。無い。。。既に10分ほどウロウロしてしまっている。

焦る。いそいでスマホでスルガ銀行を調べる。あった。メイン道路脇だ。これを見落とすか?といところにあった。

オニギリをコーラで流し込んで急いで出発。かなりロスしたぞ。。。

ここで9:24。予定では9:45。
45分あった貯金が一気に20分まで減ってしまった。

これまで抜かしてきた人たちを抜き返す。少ししたら、T野君とすれ違った。

早い!!マジで?1時間半後にスタートして、一つ余分に登ってきたはずだぞ?ST3から始めるのか?それとも既にST1,ST2を経てきたのか?ST1ST2まで経てきたのなら驚愕的な速さだぞ?でも【ど変態】を完走するにはこれくらいのペースが必要なのかもしれないな」

と思って、追いつかれないようにせなと思ったけど、ここでペースを乱してしまったら完走できないかもしれないので、再度冷静に登っていく。

長い、、、。あの長い坂を下ってきたのだから、そりゃ長いわな(笑
全長40.48kmの獲得標高1188m。1区間としては今回のPEAKSで一番長い。

とにかく、これを登りきってかんぽの宿まで行けばノースルートはひとまず完走だ。

ちなみに、景色を楽しむ余裕など無かった。というか景色が見えなかった(笑
こんな感じでほぼガスっていた。

山の上は道路もガスっていたし、土砂降りやしで後続車が怖かった。幸いほとんど車が通らなかったけど。

補給ポイントでは必ず補給を取る。スタッフの方達は雨の中対応してもらい感謝しかない。にぎりをジンジャエールで流し込む。

超長い坂を登りきって、ST1に行くまでに感じた激坂を気を付けて下っていく。下りきって、再度かんぽの宿へ。またあの激坂を登る。

さすがに、朝、登った時よりもシンドイ。でも登れないレベルでもない。何とか脚を付かず登りきる。

チェックポイントのかんぽの宿に到着。カレーを食べようかと思ったけど、ここで腰を落ち着かせてしまったら再びロードバイクに乗る事ができないかもしれない。。。カレーは食べず、塩おにぎりをコーラで流し込む。おにぎりを噛むのがシンドイし時間をロスする。さらに胃がオニギリを受け付けにくくなっている。

ノースルートのスタンダードコースで5番手くらいらしい。例のファットバイクさんがいた。ここで追いついたけど、オニギリを流し込んでいる間に向こうは再スタートしてしまった。

俺もすぐに再スタート。ST4へ。

ST4に着いたらまた雨。
12:18。予定では13:00。マージンは42分になった。

ST5に行くまでにまずは海岸線に出なくてはならない。住宅街に入る下り坂。

「おいおい、この下り坂はヤバいぞ!?」

降るのが怖いくらいの斜度やった。という事は、、、終盤にここ登るの?マジで震えた。

とりあえず忘れておこう、と気持ちを切り替える。海岸線に出て少し平坦。

ガーミン君が再度住宅街に入れと指示してくる。言われるがままに入って行ったらヤバかった。

暗峠の序盤を彷彿させるほどの斜面。真っ直ぐ走れない。住宅街を過ぎても斜度は緩くなる気配がない。

さすが100mあたり9m upの斜度だ。

富士あざみラインのちょっと緩い版だ。真っ直ぐ登るのを諦めて左右に蛇行しながら登る。

暑い、、、ボトルは空になってしまった。額から出るものがなくなって、涙が出そうになった。頭もガンガンに痛くなってきた。ヤバい。これは熱中症の入り口だ。慌ててロードバイクから降りる。

橋の上で強い風が吹いていて、丁度、雲がかって空気がひんやりしてきた。たまらず数分程度休む。

前の人とはだいぶ差が付いただろう。CPで5番手。ここに来るまでにパンク修理していた人がいたからノースルート組では大体4番手か。

全然後続が来る気配がない。本当にこの道で合ってるのか?こんな激坂登って皆は制限時間内にゴール出来るのか?

休んだら小雨が降ってきた。火照った身体を冷却してくれたお陰で回復。

再度走り始める。力が戻ってきたけど、やはり斜度がキツすぎて真っ直ぐ登れない。ここでパワー使い切ってしまうわけにはいかない。

何とかST5に到着。マジで半端ねえ。
着いたのは12:47。予定では14:15。

あれ?ST4から29分しか経ってない?体感的には3時間くらい登ったほど辛かったぞ?

でもTwitterにアップした時間だとそうなるのか?あの辛さは踏み過ぎた辛さやったのか?ともかく1時間30分のマージンになった。

ST5でちょっと落ち着いて休憩。スタッフの方が俺のツイートを見てくれていた(笑
ロードバイク界はツイ廃が多いというのは本当らしいな(笑

ここではすでに塩おにぎりを食べる気にならず。でも、何か食べておかなければ絶対に途中でガス欠になる事はわかっていたので、バナナを1本をコーラで流し込む。

ST6に向けて出発。
ST5からST6は大した事ないはずと思っていたら、結構登らされた。

それもそのはず、しっかり獲得標高は208mある。だいぶ感覚がずれてきた。

ST6到着。
この辺からゴールが見えてきた気がする。

バナナ2本をコーラで流し込み、塩タブレットを5個一気に噛み砕いてスポーツドリンクで流し込む。この辺で脚が攣り始めてきたから、塩分多めにとる事に。

13:22 予定では14:45やったから1時間20分ほどマージンが出来た。

ST6からST7はほぼ下り。
一気に駆け下りる。脚に乳酸が溜まらない様に下りでも基本的には脚を回す。

降っている最中にファットバイクさんが登っていくのを見かけた。めちゃくちゃ笑顔やった。この終盤になってもあの笑顔。半端ねえ。。。

コンビニがST7。

13:38 予定は15:05
1時間30分の貯金。

梅おにぎりをレッドブルで流し込む。

さぁ、残り2区間だ。ST8に向けてスタート。
最後の長い登りだ。

何にも書くことなし、とにかく淡々と。脚が攣りそう。いや、半分攣っている感じ。変な角度でペダリングをすればすぐに攣ってしまう感覚。

攣りそうだと思って、変に力が入ってしまうと今度は上半身が攣ってしまう。とにかく丁寧なペダリングで。ある意味これはもっとも最適化されたペダリングだったのではないか?と後から思うものの、走っている最中はそんな事を考える余裕はない。。。

とりあえず、ST6前を通過する時に再度補給。全身攣りそうな感じやったから再度塩タブレットを2個ほど噛み砕く。バナナを半分スポーツドリンクで流し込む。

そうこうしている間に、後方から1人に抜かれる。名前が分からないから、花柄のウェアを着ていたと思うので「花柄さん」としよう。別に抜かれる事に対しては構わないのだけど、残りの距離、何か張り合いがあった方が良い。

とりあえず追いついて、花柄さんをちょっと抜かしてみた。ST6の通過ポイントを通過してからST8にかけて結構な斜度の坂が続く。そこで完全に心折れてポタリングペースになり、花柄さんに再度抜かれる。

もうダメぽ、、、と下手したら止まってしまいそうな程のペースで登る。

「これを登り切ったら、あとはST8〜ST9までの超激坂を登って終わりだ!!」の一心で。

ST8到着。14:48。目標は16:35。1時間45分の貯金。

ST8で、花柄さんと少し談笑。
ST8では完走を諦めた人達が休息をしていた。ST8はST5と同じだ。つまりST5のあの激坂を登った人達なのだ。分かる、分かるよ。あのST4からの住宅街激坂を登ってきたのでしょ?そりゃ、そんな感じになるわな。

ST8では「これ、ど変態の人達が完走できたらヤバイよな」とか「それこそ人外やわ」と話していた。そう、それほどの過酷さだったのだ。変態割の人達ならまだまだ分かる。だって俺らが変態割のペースで走っているのだから。でも、ギリだ。全身が攣りそうな感じで走っても、まだ変態割のレベルだ。

ど変態のペースは想像すらできない(笑

花柄さんと一緒に降る。正直、ここから先は競う気にもなれない。手を繋いでゴールしても良いくらいの感覚だ。

そう言えば、サウスコースではまだT野君とすれ違っていない。もしかして機材トラブルか?それとも落車か?少し心配になりながら坂道を降る。

少ししたらT野君とすれ違う。良かった、機材トラブルでも落車トラブルでもなかった。手を振ったが気づいたかどうか分からない。それほど必死な感じやった。いつも漂わせている余裕な感じは無くなっていた。

ST4〜ST5の激坂区間の終盤で15:30くらい。(やったかな?)残り2時間か。。。ギリギリ、イケるかイケないか?という微妙な感じだ。T野君がサラ脚なら余裕だろう。でも、ここまで登って来た状態だと本当に微妙な線な気がした。

そうこう思いながら降っていたら、花柄さんがコースミス。ボーッと後ろで付いていった俺もコースミス。そのまま降っていっても多分同じ道に出たと思うが、2人で5秒ほど相談して、コースを戻る事に。

戻る最中も激坂。無駄足を使ってしまった。。。

行きに通ってきた激坂区間を過ぎて海岸線を抜けてガーミン君が言う

「さあ、ラスボスの登場やで」

そう、意識的に考えずにいたあの激坂だ。花柄さんが「僕はこれ以上ペース上げられないのでお先にどうぞ」と言ってくれるが、俺はすでに限界頂点だ。

登り始める。ヤバい。暗峠とまではいかないが、富士あざみと同じレベルだ。前輪が浮く。何とか蛇行しながら登るが後続車がひっきりなしに来て蛇行できなくなり、全身が攣りかけた時点で無念の足つき。

この坂はアカン。最後の最後で心を折りにかかってくる。

激坂の途中での再スタートはすごく難しいが、丁寧に何とか無事に再スタート。

もはや何も残ってない。出し尽くした。
ST9付近で雨。めちゃくちゃ気持ち良い。

15:26 で通過。
ゴールは目の前だ。

丁寧に坂を降り、登り返しを少し登ってゴール!

全てのSTでもらったタグを確認してもらい正式に完走認定。写真撮影@15:40。

10時間10分位での完走だ。やり切った。
ノーマルコースで9番手位での完走だ。(順位を競うものではないが)

ちなみにTSSは554.5でした。

全身が攣りかけていた。間違いなく過去に無いくらい一番のしんどさやった。

変態割でも行けたと思うが制限時間に悩まされてペースを乱したかもしれない。

ど変態は完全に無理やったな。ペースは終盤に全身が攣りそうなほどまでギリギリやったし、下りも安全領域ギリギリで踏んだ。休憩もおにぎりを噛まずに流し込むレベルで削った。これ以上削れる時間がない。笑

そう言えば、最初ノーマルコースの制限時間は11時間やった。11時間では流石に完走者少なかったやろう。

カレーを食べた。余ってる様で、おばちゃんてんこ盛りに入れてくる。弱り切った胃に身に染みる美味さやった。

T野君は大丈夫やっただろうか?制限時間まで待とうと思ったけど、身体が冷え切ってしまったので帰ることに。

途中でT野君とすれ違う。残念ながら亀石峠で足切りされたらしい。そうか、、、。あの鬼脚でも、ど変態には太刀打ち出来なかったのか。でもトライした事はすごい事だ。俺も三回完走したらトライしようかな、と思っていたけど計画を見直す必要があるな。

感想

2度延期になった熱海2。今回もコロナの感染者数増加の第二波、さらに台風10号の影響で豪雨になった状況にも関わらず、決行してくれた運営の心意気と執念を感じた。

俺は滋賀から熱海まで来て、何故ほぼ徹夜状態で、土砂降りの中、蛇行しなければ登れない様な激坂と、熱中症の入り口に立ちながら、目から出るはずの水分すら身体から抜けた状態で闘っているのだろう、と思うくらい辛かったけど、もう奥日光ステージが楽しみになって来ている。

そんな魅力がThe PEAKSにはある。


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