二日目はムンバイから車移動。相変わらずあおり運転上等なインドの交通。
3時間程度のところでサプライヤー訪問。
なかなか良いモノ作りをするところ。とある分野の専門ではあるが、日本のサプライヤーより優れている可能性がある。
モノの品質を例える時、俺は良く車を例えに使う。高過ぎず安過ぎず、無理すれば皆が買える高級品だから、品質をイメージさせる時、イメージしやすい。
車を買った時、ボディに傷が付いていたら、買うだろうか?絶対に買わないだろう。
ボンネット開けた時に、見えない箇所に使われてる部品が傷だらけであったらどうするか?クレームを入れるだろう。
日本の品質は基幹産業である車産業に牽引されたと、個人的には思う。
インドの車を見てみると、どれも傷だらけ。新車まで傷だらけでとは言わないが、傷付いても気にしない雰囲気がある。
そんな人たちが見えないところに使用されている部品にまで気にするとは思えない。
実際、気にしていない。そんなサプライヤーには、小さな部品でも「自分が買った車に傷があったらどうする?返品するやろ?」と説明する。どうせ、使っていけば傷だらけになる部品ではないか?と言われる時には「そうかもしれないが、それが新品の時点で傷付いてよい理由にはならない」と伝える。
品質は一度妥協するとどんどんと妥協の連続になってしまうから、妥協はしてはならない。
調達に入った時に「こんな見えない部分に使う部品なのに、、、細かい傷があっても性能に影響も無いし、構わないのでは?」と思っていたが、そこを許すと、そのサプライヤーの品質に対する考え方の根底から揺るがしてしまう。それがようやく理解できてきたこの頃。
本来こういう事は言葉にして説明して欲しいのだけど、うちの上司は「俺の背中を見て学べ」タイプやからここまで時間がかかった。笑
センスのない俺にも問題があるのだが。
今日行ったサプライヤーは珍しく品質に力を入れていた。客を聞いたらグローバルな大手企業も入っている。そういう客から揉まれて良くなってきたのだろう。
サプライヤー一社訪問して、まだ目的地にたどり着かない。予定到着時間21時半。
朝9時にホテル出たから12時間か、、、長い。
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