いや〜〜〜完敗でした。笑
全てのタラレバをクリアすればギリでどうにかなったかもしれないけど、そんな事はルーザー君の遠吠え。
でも、折角なので、吠えまくってやろう。笑
今回のPEAKSはこんな感じでした。(長いです。しかも文字ばっかり)
THE PEAKS前日。
昼過ぎまで家庭の仕事をして、色々と準備して15時に出発。普段、往路は下道で行く俺やけど、下道では流石に日を超えてしまうし、高速を使った。
前橋に着いたのは22:30頃。夕飯食べて榛名山の受付近くの駐車場へ。ST5からゴールへの道を選んで登っていく。
霧がすごくて道の様子がほとんど分からなかったけど、激坂である事は理解できた。あと、道の状態も良くなさそう。降る時は細心の注意をしなければ。
霧で20m先も見えない中、到着したのは24時やった。いつもの如く、車中泊。暑いか寒いかよく分からない車内で、時折り外から聴こえる獣の声に起こされながら浅い眠りで一晩を過ごす。
5時起床。外に出て準備。寒い。。。ビブでも持ってくれば良かった、、、と先日やった3PEAKSで死にかけた記憶が蘇る。
会場に行って受付済ませて、再度車の中で暖を取る。
6時半過ぎに再度会場に行く。Twitterで繋がってる方達と会えるかな〜?と思いながらウロウロ。
正直、名前と顔が全く一致しないし、人見知りやから、こちらから話しかけづらい。。けど、美辞麗句さんが声をかけてくれた。
その後もイケヒロさんとか色んな人に声をかけてもらい、会うことが出来た。
7時30分、、、スタート。レースではないので緊張はしないけど、これから待ち受ける地獄にドキドキが止まらない。
まず、ST1へ。毎度のことながら皆速い。
今回は木・金・土の三日間休養入れたから、脚はフレッシュ。調子が良い。。。ハズ。
少し登った後に長い下りを経てST1へ。前回の大山は全く写真撮らず、とにかく必死に走った結果、意外と時間的に余裕があったので、今回は写真を撮ってツイートしておこう、と思いながら写真を撮る。
ちなみに、後々、余裕が無くなり、写真は数枚しか撮れていない。笑
ST1-ST2。
まぁまぁ調子良く登れた感じがする。
ST2へ行く途中、エナジーゼリー一式を車に忘れてきたのを思い出してCPの後に取りに行く。痛恨のタイムロス。笑 (ルーザー君の遠吠え)
序盤なのでCPでは特に補給はせず通過。
ST2-ST3。
あまり良く覚えていないけど、まぁ普通に登れた。でも、タイムは想定以上にかかっていて徐々に不安になってきて、気持ち的に余裕も無くなってきた。
ここから、それまで同じくらいのペースで走ってきた美辞麗句さん達が先行し始める。
写真なんて撮ってないで、一緒のペースで行けばよかったと後悔。
でも一緒のペースで行けたか?と言われると無理やったと思う。なんせ、この地点で心拍が175から下に落ちない状態が続いていた。
途中で寄ったCPでは塩おにぎりを食べたが、危うくモドしかける。早くも胃にき始めてきた。早すぎやないか?と思いながら、嗚咽しながらBCAAと一緒に胃に流し込む。
オーバーペースか?それとも暑さか?
ちなみに、朝の寒さがウソの様に日中は暑かった。意識的に小まめには水分補給はしていたつもりやったが、足りなかったか、後々地獄を見る。
ST3-4。
ST3-ST4に向かうところの激坂で脚が攣る。え?まだ半分来たくらいのところなのに、もう脚攣った?と思って絶望感に襲われる。
攣り防止の為に塩タブレットを食べておいたのにな、、、。再度、数個の塩タブレットを食べて回復するも、170W程度でしか踏めなくなってしまった。
この辺から、大腿四頭筋を使うライドと、大臀筋とハムを使うペダリングを切り替えながら走る。
ST4に到着。ここから1000mを超える長い坂をクリアしなければならない。
美辞麗句さんたちとは下りでスライドするのだが、1kmくらい離れてしまった感じ。どれくらいでゴールする事を想定しながら走っているのだろうか?と思い、かなり不安になる。
ST5に行く途中で、変態・ど変態専用の追加コースがあり、入っていく。正直、この時点で既にかなり焦っている。
ST5に行く前に、CPに戻る必要があるのだが、そこで足切りがある。ずっと2時30分が足切りだと思っていた。
追加コースを登っている最中にも何度か脚が攣って自転車を降りざるを得ない状況になる。
塩タブレットはガンガンに食べて、エナジーゼリーも1000m upごとに1袋補給する様にし、CPでもちゃんとおにぎりと、カレーを食べ、アクエリアスもガンガンに飲みながら走っていたのに、脚が攣る。
俺、PEAKS以外ではほとんど脚が攣るなんて事はほとんど無いから、攣り易い体質という事でも無いと思うのだけどな。。。
刻一刻と迫ってくる足切りタイム。
とうとう2時30分が経過してしまった。ここで心が折れた。
変態とど変態は確か足切りタイム同じだったよな。。。でも、俺の後ろにも結構な人数の変態とど変態さん達がいたと思うのだけど、、、どういう事?と思いながら、せめてCPまでは無事にたどり着こうと、バラバラになった心を修復しながら登る。
でも、攣り易くなってしまった脚はどうにもならない。少しでも無理に力が入ると筋肉があらぬ方向に暴走する。
もう、どうせ足切り終了やし、、、と思いながらソロリソロリ踏んで、止まりそうな速度で登りをクリア。激坂過ぎて全然進まない(笑
坂を下ってCP。
CPに入って「残念だけど、足切り時間超えてしまったかな。。。。」と言われたが、横の方が「この方、変態だからまだ大丈夫ですよ」と。
なんと、ダメだと思っていたら、大丈夫だった。
「マジですか!?」と言って、速攻で補給を取りに行く。
とにかく塩タブレットを大量にわしづかみして、背中のポケットに入れる。
アクエリアスも入れて、再スタート。
後から思えば、ここでカレーを無理してでも食べておいた方が良かったのかもしれないが、もう焦りまくっていて、それどころでは無かった。
仮にハンガーノックを起こしても、おにぎりを一つ持っていたから、それでどうにかなるだろうと思って、すぐに再スタート。
走りながら、足切り時間をもっとちゃんと確認しておくべきやった~。。。と後悔。いや、正確には確認していたのだが、通常エントリーの方たちの足切りタイムを確認してしまっていたのかもしれない。
でも、ちゃんと把握していれば、ST4からの坂で心が折れてトボトボ走りにはならなかったかもしれない。(ルーザー君の遠吠え)
ST5への下り。
登ってくる多くの方たちに見られている感覚があった。
、、、、分かる。
「この時間帯で、この区間を下っている、、、って、無理じゃね?」
そう思われているのだろう。
でも、一度つながった希望。やすやすと捨てるわけにはいかない。
安全に踏んで可能な限り早く下りきって、速攻で登り返す。
13kmの登り。
最初の3km程度は緩斜面(だったと思う)なので、あっという間に過ぎた。
残り8km。
時計を見た。確か15時45分だったと思う。
ずっとガーミン君のゴールまでの残り距離を見ながら走る。そこで気づいたのは10m/2~3秒でコンスタントに走れていることだ。
ここで計算。
100mを30秒かけたとして、1000mで300秒(5分)。8000mで40分。しかも、ラストの1kmは下り坂だったはずだ。
残り45分、、、もしかしたら、ギリギリ行けるかもしれない。
そう思いながら走っていたら、超激坂が出現。
踏んだら、太ももに違和感。これはアカン、と思って自転車を降りて押して歩く。とにかく、進まなければ。
若干斜度が緩んだところで再度乗って進む。
まだギリギリ行けるかもしれない、、、と思った瞬間に脚が攣った。しかも両脚。
ヤバい、立ってられない。横に倒れたいけど、倒れたくない。
まず、左脚が治る。が、右脚の腿が治らない。攣った太腿の筋肉のせいで脚が逆くの字に反っている。膝が全く動かない。
刻一刻と過ぎていく時間。。。
焦るがどうしようも無い。。。が、動かないものは動かない。無理したら何かがプチンと切れてしまいそうな痛さだ。
痛過ぎて背中にしまってある塩タブレットを取れない。それでも何とか左腕を後ろに伸ばして塩タブレットにアクセスしようとしたその瞬間、左腕が攣った。
腕も動かない。超焦ったのと同時に、右の臀部の横も攣る。
グゥ!!!っと声にならない声が出た瞬間に胃の上部が持ち上げられるような感覚に。胃が攣った。
これは、、、ヤバいと思って細かく息を吸いながら徐々に治っていくのを待つ。。。
もはやこれまでやな。。。。
何とも言えない感覚に陥るが、とにかくこんな山の中でずっとあたふたしている訳にもいかない。
取り敢えず動く右腕でそろりと塩タブレットを取り出して口に放り込む。
何とか全身攣った状態から脱出出来た。
ほんと仙豆みたいやな。。。
でも、残り2つになってしまった。
今回、塩タブレットは30個位食べた気がする。攣り予防的にも食べていたのに何故だろう?
ちゃんとしたタブレットを持ってくるべきやったな。次回は持っていこう。
全身の攣りから解放された時点で、残り10分で3km。
再度バイクに乗って踏んでいく。
16:30
残り2.54km地点で終了を迎えた。。。
涙は出てこない。
むしろやり切った感の方が大きかった。
エナジーゼリー忘れてタイムロスしたり、途中、足切り時間を勘違いして心折れてペースを緩めてしまったり、攣り対策が不十分やったり、激坂が俺の脚に合ってなかったなどと、ルーザー君の遠吠えを延々と叫びたいが、まぁ、その状態を作ってしまったのも俺の実力。
今年に入ってからは全力でトレーニング出来たし、やる事はやってきた。仕事がヤバい状態で、心身共にこれ以上追い込めたか?と言われると無理やったと思う。
まぁ、、、もっと食事を摂生してスリムな身体を作れたんちゃう?とツッコまれるかもしれないが、健全な精神を維持する為には仕方がなかった事やし、後悔はしていない。
トボトボ登り切り、下ってゴール。
制限時間から16分遅れ。皆の拍手が心に沁みた。
16分か〜〜。
脚が攣った事を考慮に入れたとしても、全てのロスを削っていれば、ギリ行けたかもな。(ルーザー君の遠吠え)
まぁ、満足な結果だ。
達成できなかったのに満足できる。それもTHE PEAKSの醍醐味。
美辞麗句さんは見事、変態完走!すげえ、としか言いようがない。その他の方達にも色々なドラマがあったみたいだ。
少し駄弁って、帰宅の途へ。
途中、温泉寄って身体を綺麗に。Google先生に最短コースを選んでもらい、車を進める。
全然、高速に乗らせてくれない。。。疲れてるからさっさと高速に乗って巡航したいのだが、、、山道を走らされる。
ようやく諏訪辺りで高速に乗り、帰宅は1時。シャワー浴びて2時半に就寝。
月曜日は6時に起きて7時に家を出て出勤。PEAKS半端ないって。笑
これにて俺のTHE PEAKS榛名山は終了。
悔しさよりも満足感が大きいのだが、悔しくないか?と言われると、やはり悔しさはある。なので、次回のTHE PEAKS吉野も変態でトライだ。
皆さん、またヨロシクです。
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