THE PEAKS鳥取大山

02-大会&イベント

当日。

朝4時に起床。
朝ごはんのおにぎりを3個食べる。ビタミンB1とTetsuoさんが良いとツイートしていたタブレットを飲む。

これで俺の身体の中で色々な化学反応をしてくれる筈だ。

THE PEAKSの日は一年で最も身体に悪い日だ。色々なタブレットをぶち込み、普段の2倍ほどの濃度のBCAAをドリンクで準備。スタート前にレッドブルをぶち込み、1000m up毎にエナジージェルをぶち込む。

固形物はほぼ塩おにぎり。それも胃が弱ってるので噛んで食べる事もままならず、超甘ったるいBCAAで流し込む。

そんな状態で身体を極限まで動かす。身体に良いはずが無い。笑

朝食を終えて、着替えてバイクを準備。ツールボックスにはチューブ2本やその他もろもろが入っていて重い。まぁ仕方がないか。

最初の一漕ぎ。脚の調子は最高だ。

車中泊で寝ている時に、ペースを考えた。いつもは1000m upを2時間で走るペース。でもこれだと10時間30分ペースになってしまい、何かトラブルがあったら一発アウトだ。

少しペースを上げて走る必要がある。

5:00受付。

一般エントリーの方達のスタートを見送る。KOMAGATAさんも見かけた。デーハーなバイクだ。

約30分遅れのスタートで、更にひと山余分に越えなければならないし、追いつくのは無理かな?

しばらくしたらT野くん登場。同じく変態エントリーだ。相変わらずシュッとしてるな〜。

車検を受けて変態エントリーのほぼ先頭に並ぶ。変態エントリーは全員カットオフの時間が同じだから、ここでの位置どりも重要だ。

スタートの時間が近づき、かなりドキドキしてきた。今回は2000m upのライドも一回しかしてない。鎖骨も治りきっていないし、不安感しかない。

6:20スタート。
STD1までの序盤は下り。道の状態が非常に良くて一直線の下りやから怖くはない。

直ぐにSTD1に到着、タグを貰って今来た道を登る。速い、皆、速いよ。あっという間に変態エントリーのほぼ最後尾にまで落ちる。

でも焦らない。焦って踏みすぎたらそこで終わってしまう。でも、このペースが正しいかイマイチ分からない。

取り敢えず、最初の1000m upまでは焦らない事にした。

T野くんも同じくらいのペースで走ってる。かなり抑え気味なんだろうなって気がする。

変態エントリーで俺と同じくらいのペースで走ってる女性がいた。ピアスを沢山していたので勝手にパンク姉貴と命名した。(失礼)

パンク姉貴、すごい根性。誰かに抜かされるとその人について行こうと頑張る。俺、全然ついて行こうなんて微塵も思わないのに。

で、だいたい、力尽きて俺の前まで落ちてくる。そんな感じ。でも、俺の前まで落ちてくるけど、俺の後ろまでは落ちないんだよな。

一度、道間違えそうになったところを助けてもらった。笑

ST1到着。
塩おにぎりを貰って、口に咥えた状態で再スタート。

もしかしたら、その光景は少し皆を焦らせたかもしれない。笑

走りながらモグモグ食べる。いくら急いでいるからと言って、このおにぎりを飛ばしてしまうと、後々とんでもない事になる。だから、絶対に食べる。

以前のPEAKSでは各STやエイドで写真を撮ってツイートしていたが、今回はその時間すらもカット。

ひたすら淡々と登る。気温は良い感じ。かなりベストな気温だったと思う。でも、汗があまり出ないからと言って、知らぬうちに身体から水分が抜けてしまっている可能性もあるので要注意。意識的にチビチビと水分を飲む。

ST2到着。
コンビニで何か買ってレシートを貰わなければならない。反射的にレシートをほかしてしまいそうになり焦る。

買ったのは当然、おにぎり。オレンジジュースも買ってBCAAに混ぜる。なんとも言えない気持ち悪い味になってしまった。

おにぎりの袋を破って、ゴミ箱に捨てに行ったら、パンク姉貴が猛烈な勢いでエナジーゼリーを飲んでいた。パンクだぜ。

俺はまたおにぎりを咥えてスタート。せわしない。

次に向かうはST3。
なかなかしんどくなってきた。この辺からT野くんが本領発揮。グングンと進んでいく。

やはり速い人は登りでの進み方が違う。俺みたいに、えっちらおっちら感が無い。スルスルと登っていく。

焦らず淡々と登る。

ちなみに俺のペースは1000m upを1時間50分くらいかな?強度は180〜210W辺りで。

ST3に行く途中にST4があった。ST3と勘違いして止まって、おにぎりを貰い、アンパンを食べる。ここで気付いた。あんぱんなら一口で飲み込める。笑

ここから先はエイドでアンパンを一口で飲みつつ、おにぎりを貰う作戦に切り替えた。

おにぎりを背中のポケットに入れて再スタート。ST3に向かう途中で走りながらおにぎりを食べる。

ST3は何も無いが、尿意に襲われたのでトイレに駆け込む。ここでしなかったら、きっと尿を撒き散らしながらのクライムになってしまったであろう。

ついでに、朝買っておいた梅おにぎりをツールバッグから取り出してポケットに入れる。

ST4に向かってレッツゴー。おしっこ出して心なしか身体が軽くなる。

ST4に到着。タグを貰って速攻でスタート。補給は背中に入れた梅おにぎりで問題ない。ドリンクもまだ沢山ある。

少し走ったら、8人ぐらいのグループになったが、更に少し走ったら3人に減っていた。

先頭を牽いてくれる人が強くて、先頭固定。緩斜面では良いペースで進む。これくらいのペースならEX練で経験しているので大丈夫。

ST5に向かう終盤の坂では流石に付いて行ったら脚が終わってしまうので、ちぎれる。

ST5にら向かう途中のエイド。
カレー。カレー食べたいな〜と思いながらも、カレー食べていて完走できなかった、となるのも洒落にならんので、我慢してアンパンを一飲みしておにぎりをポケットに入れてスタート。

途中でおにぎりを食べるが、胃が受け付けなくなってきた。というか、塩以外のおにぎりが食べたかった。きっと納豆とかシーチキンの手巻き寿司なら気持ちよく食べることが出来ただろう。笑

吐きそうになりながらBCAAで流し込む。

ST5に到着したら丁度KOMAGATAさんがスタートするところやった。ここでも急いでアンパン食べて、ビタミンB1のタブレットをぶち込み、おにぎり持って再スタート。

丁度、出た時にT野くんとすれ違った。いつの間にか前で走っていた様だ。

少ししたらKOMAGATAさんに追いつき、挨拶。オレンジのトレック。デーハーやわ。

KOMAGATAさんを抜いて、少ししたその時やった。いきなりやってきた。

左脚のハムさんが攣った。

踏み方を変えれば問題ないやろ、あとは走りながら塩タブレットを補給しよう、と思って踏み方を変えたが全然治らないし、ますます酷くなる。

マジで?あとまだ1000mくらい残ってるのに?たまらずバイクを降りて、塩タブレットを落ち着いて3個食べる。ハムの攣りが治った。

この塩タブレットが無かったらDNFやったかもしれない。それほど絶望的な攣り方やった。

走りながら塩おにぎりを食べる。ごめんよ、さっき、塩以外のおにぎりが食べたい、なんて言って。

でも、一度攣ってしまってはもう無理は出来ない。制限時間いっぱいかけて、何とか完走する様に無理の無い走りをしよう。

少ししたらT野くんがスルスル登っていく。坂なのにエアロポジションだ。余裕やないか。

左脚のハムさんに爆弾を抱えてしまったので、爆発しない様にハムに力がかからない様に、えっちらおっちら登る。

何か無いかな?と思ってポケットを探したら、何とマグゼリーが入ってた。これで脚の攣りはだいぶマシになる気がする。

CP2に到着。塩飴を4個貰い、全部口に放り込む。ハムスター状態で再スタート。

あと残るは坂一つだ。

ST6。タグを貰ってラストクライム。長かった。

何人か抜かされたが、焦らない。まだ時間1時間以上ある。どうせなら、1時間残してど変態のタイムでゴールしたいな〜なんて思いながらボチボチ登る。

最後の坂の勾配がやたらとキツい。

長かったTHE PEAKS大山ももう終わりか、、、次はどこかな?なんて思いながらゴール。

ゴール時間は16:01。ど変態のタイムから敢えて1分超えておいた。ここでど変態のタイムクリアしてしまったら、次にトライしなければならない。笑

次はゆっくりエイドを楽しみながら変態エントリーをクリアしたい。

ストラバ上の結果
移動時間:9時間17分
グロス:9時間42分
獲得標高:5437m
距離:197km

T野くんも当然無事完走。
KOMAGATAさんも無事完走。

なかなか練習が出来なかった割には、作戦が功を奏した事もあり、あり得ないタイムで走れた。

PEAKSは完走することが目的ではなく、トライする事に意義がある。今回は変態エントリーにトライできて良かった。

次回はど変態、と言いたいところだが、エイドをちゃんと食べながら変態エントリー完走と、一つクッションを置こう。

今回も大満足なPEAKSでした。

パンク姉貴は無事完走できたのだろうか?ST6からの最後の登りの途中で、降って行っていたのを見たからきっと完走しただろう。

これにて、今季の俺のロードバイクはシーズンオフに入る。少し身体を休めて走りたくなったら、また走り出そう。


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