いよいよ、The PEAKS奥日光の当日。
1時30分頃に寝て、起きたのは4時。 毎回、PEAKSの前日は睡眠時間が短い。(笑
加えて車中泊は流石に睡眠が浅かったが、前日の車の運転でガタガタになった腰の痛みは取れ、お尻の痛みも和らいだ感じだ。
5時から受付開始なので、4時に起きて少しまどろみながら準備を開始。外に出たらやはり少し寒い。まずは、ロードバイクのセッティング。
前日にチェーンを洗浄してきたので、チェーンはピカピカで気持ちが良い。今日の天気は晴れ予報。雨が多いPEAKSにしてみたら珍しい事だ。熱海2の時なんて超土砂降り。スタート地点に行くまでの上り坂が滝の様になっていてマジで?と思った。それでも暴風でない限りPEAKSは開催される。それを見越して、毎日の通勤ライドは豪雨の日でも「これは良い予行練習だ」と思いながら楽しむことができた。暴風と雷以外であれば楽しむことができるところまで、気持ちの準備もできた。
まぁ、ともかく晴れなのでドライタイプのチェーンオイルを塗る。タイヤの空気圧を確認して、準備完了。
次は服装だ。皆の恰好を見てみると、春用の長袖。下も春用の長いパンツの人が多い。と言う事で、モンベルのインナーに夏ジャージ上下、レインウェアで行くことにした。シューズカバーは悩んだけどやめておいた。グローブは春用の長指タイプ。雨は降りそうになかったから、帽子はやめていつものバンダナ。
オニギリを3つ食べてビタミンB1もたっぷり摂取。これで筋グリコーゲンがたっぷり生成されるハズだ。
スタート地点に行ったら既に大勢がスタートの準備をしていた。受付済ませたら、一般グループのほぼ最後尾スタートになってしまった。
今回、一般グループは3組に分かれて、10分ずつずらしてスタートとなった。制限時間も同じようにズレる感じになる。どの様に識別するのか?というと、手に付けるバンドの色。一番最初にスタートするグループは黄色。2番目のグループはオレンジ。最後のグループは赤。という事で、赤のバンドを受け取る。
過去のThe PEAKSの動画を観ていたら、前の方でスタートしていればギリギリ完走できたのに、、、という人が映ってた。
6名ずつスタートをするので、確かに一番最初にスタートする人と、一番最後にスタートする人とでは結構時間が違う。THE PEAKSは数秒で未完走という人もいるので、そういった不公平感をなくす為なのかな?
そう思いながら、ほぼ最後尾で並んでいたらお腹の調子が悪くなってトイレへ。並び直したら完全に最後尾になってしまった。笑
まぁ、前を追いかけるのも楽しいだろう、と前向きに5時50分過ぎにスタート。
まずはウェストコース。序盤は飛ばし過ぎず200W〜210Wを意識しながらのペダリング。
最初の峠を登り切って長いダウンヒル。前を走る女性2人がやたらとダウンヒルが速い。女性と走る事なんて殆ど無いのだが、皆、こんなに速いの?と思いながら下る。
でも、彼女達の体重よりも1.5倍ある俺の下りの慣性を舐めてもらっては困る。直線区間でサッとパスさせてもらい、ひたすら長い下りを寒さに耐えながら降る。20km降り切ったところにST1出現。6:56。
オニギリを1個食べて直ぐにスタート。序盤は補給をしっかり摂って休憩は少しで。序盤で休憩を長く取り過ぎて終盤に焦るよりは、序盤の体力があるうちに休憩を短く走って、終盤の疲れてきた時に長めの休憩をとる方が理にかなっている。
まずウェストコースの金精峠20kmの登りをえっちらおっちらと登る。長かったけど、まぁまだ序盤だ。絶景を見て写真を撮る余裕もあった。
再びスタート地点(CP)に戻って、豚汁とオニギリを食べる。8:36。
豚汁が超うまい。今回は、ちゃんとエイドで落ち着いて食べる事も一つの目標としている。前回の熱海2ではカレーを食べる事が出来なかったからなぁ。(完走後には食べたけど)
今度はイーストコースだ。
登っていたモールトンで走っている方がいた。あれ?もしかして酔猫庵さん?ブログを読ませてもらっているけど、THE PEAKSに参加するって書いてなかったしなぁ。。。違う人かな?挨拶しようか迷いながらも、基本的にコミュ障なのでちょっとおじぎしながらパス。
後日、酔猫庵さんのブログを見たらTHE PEAKSを走っていた。(笑 あれは酔猫庵さんだったんや。
他にも小径車で参加されてる人達が何人かいた。それも皆速いんだよな。。。登りも下りも。実は小径車って有利なのか?と思う程。
「脚はまだエルコンドルパサー」とツイートしたのだが、皆、訳分からなかっただろう。これはエルコンドルパサーが怪鳥の2つ名を持っていたので「脚はまだ怪鳥=脚はまだ快調」。という意味だ。脚はまだ会長。という事で、脚はまだシンボリルドルフ。にしようか迷ったが(笑 そう、最近、ウマ娘にハマってる40台男性なのです。
カレーエイド到着。めちゃくちゃ美味かった。オニギリ2個食べれば良かった。10:24。
絶景。まだジョークを飛ばす余裕もある。今回、ほんと女性陣が速かった気がする。グループで走っている人もいれば、ソロで走っている人もいる。
再スタート。ST3到着 11:59。
ここでイーストコースの折り返し。まだ余裕はあるが、今度は登りが多いんだよな~と思いながらスタート。
休憩を長く取ってしまうと、脚が逆に疲れてしまうので、基本的には休憩は短く。この辺で若干眠くなってくる。エナジーゼリーを摂ったらあまりの甘さに眠気がふっとんだ。エナジーゼリーはすげえわ。
エイド到着。13:02。
結構抜かしてきた割りに、まだ前には大勢がいそうな感覚がある。前に人が走っているから頑張れるというのもある。
オニギリを食べるが、口の中がパサパサでなかなか飲み込めない。かと言って、お茶を飲むのもな~と思いながら、BCAAで流し込む。最悪な組み合わせだ(笑
でも、この塩オニギリをちゃんと食べないと、次のエイドまでもたないのも事実なのである。少しでも空腹感を感じたら終了なので、常にポケットには塩オニギリを1つ持って走っている。
この辺で、何となく同じペースで登っていたオレンジのウィンドブレーカーを着た女性がす~っと休憩せずに先に行ったのを横目に見た。すげぇな、、、。
毎回、The PEAKSでは同じくらいのペースで登る人がいて、勝手に目標にさせてもらっている。今回は、このオレンジのウィンドブレーカーの女性と、アニメキャラのウェア(痛ウェア)を着た男性だった。俺の中で、速い人を見極めるポイントがある。それがウェア。
チームジャージを着ている人や、ラファ系のウェアを着ている人、PEAKSの完走ジャージを着ている人、エベレスティングジャージを着ている人など、色々な人がいるのだけど、痛ジャージを着ている人は要注意。基本的にめちゃくちゃ速い人。俺もいつかは痛ジャージを、、、(笑
今回、オレンジウェアの女性を「オレンジ姉貴」、痛ジャージウェアの男性を「痛ジャージ兄貴」と勝手に命名して、勝手にデッドヒートを繰り広げていた。
(お二人とも確実に俺より歳は若いです)
エイドでオニギリをBCAAで流し込んで、また、エッチらおっちら登り始める。
再びカレーエイド。13:46
カレーまだ残ってるかな?と思ったら、ちゃんと残っていた。ここでオニギリ2個をちゃんと食べる。
ちょうど、オレンジ姉貴も同じくらいのタイミングでこのエイドに入っていた。ここでは、がっつり食べてはるようだ。ふと赤いバンドをしている事に気づいた。マジか、俺と同じ一般エントリーの最終組だ。。。先発隊の黄色とオレンジのバンドさん達を抜かす事に全力を注いでいたので、まさか自分と同じ赤バンドさんがこの終盤にいるとは思わなかった。
あとはST4を通過して、ゴールを目指すだけ。時間的には余裕な感じだ。
ST4へ向かう途中、ちょっと道が分かりにくいところがあり、右に曲がらなければならないところで、ちょっと前を走っていた人が違った道を行ってしまったので「違いますよ~!」と声をかけて、正しい道を案内。ちょっとしたら、ぴゅーっと行ってしまったのだが、変態エントリーの人だった。
「違いますよ~」と正しい道に導いたつもりで、ガーミン君を見たらコースを外していた。あれ?と思いながら、ドキドキしながら進んでいたら、後ろから一人やってきたので、「あ~良かった、このコースで間違いなかった。間違えたコースを教えてしまったかと思ったわ」と胸をなでおろす。
ちなみに、変態エントリーの方は多分、緑か、黄色とオレンジのバンドを2個付けていたと思う。変態エントリーの人はやはり速いわ。多分、ど変態に入ってもクリアできるくらいの速さで走っている。
ど変態の人達はもう異次元の速さやった。多分、ど変態のトップの人だと思うけど、レース並みの速度で上がって行ったのを見た。走っている姿が5000m upするというような感じでは無かった。さすがにあれは無理やわ。雰囲気プロやったもん。
ど変態と言えば、今回も細さんを見た。相変わらずのファットバイク。めちゃくちゃ笑顔で登っていた。ど変態をファットで完走したらしいし、まさに異次元。
他にも、だいさんのTHE PEAKSバイクもすれ違い際に見かけた。ツイッターでフォローさせていただいているその他の方ともどこかですれ違っているハズだけど、ぼ~っとしていて確認できなかったかもしれない。
ST4を過ぎて、ゴールまでは残っている体力を使い切るのみ。
途中、痛ジャージ兄貴をパスする。あれほど勢いが良かった兄貴の勢いが少し落ちている。さすがに疲れたのか?まぁ、THE PEAKSはレースではないので、皆それぞれ自分のペースで走れば良いのである。短調に走っていても面白くないので、俺が勝手に目標の背中にさせてもらっているだけなのだ。
最後は体力を一滴も残さない様にガンガンに踏んでいく、長い直線の下り坂でも踏む。
ちょうど、200mほど先に一人走っているのを見かける。とりあえず、その人を抜かす気持ちで踏む。その人も速い。ちょっとずつ距離は縮まるものの、最後の登りで一気に離されてしまう。向こうも出涸らしスプリントをしているのだろうなと思いながら、遠くなっていく背中を見送る。
ガーミン君が残りの獲得標高のカウントダウンを示す。
残り0mになった瞬間にガッツポーズ。毎回、この瞬間は何とも言えない気分だ。
あとは下るだけ。
ちょうど湯元温泉の駐車場に入る手前で、先ほど前にいた方が路肩で止まってウィンドブレーカーを脱いでいた。そうか、皆、ゴールの瞬間はちゃんとした格好になるんだな、と思いながらパス。既に俺はレインウェアを脱いでいるので問題ない。
結果的には変態エントリーでも完走できたが、実際に変態エントリーで走って完走できたかどうかは分からないだろう。焦ってペースを乱してしまったかもしれない。これで、一般エントリーで3回完走。トリプルクラウンだ。
次回は変態エントリーで申し込もう。
ちなみにあと15分縮めれば、ど変態でも完走ができるタイム。でもこの15分が果てしなく高い壁である事は間違いない。少なくとも、俺のペースだとエイドでゆっくりオニギリを食べている時間など無いだろう。ましてや豚汁やカレーなど無理だ。ど変態に挑戦するのはまだまだ先だな。
しばらくしたら、痛ジャージ兄貴がゴール。その後に、オレンジ姉貴もゴール。オレンジ姉貴とはその後ツイッターでフォローさせてもらい、10時間45分で完走したらしい事が分かった。変態さんやった(笑
全員が完走するまで待っておきたかったけど、ここからまた滋賀県まで車輪行で帰らなければならない、、、。という事で、皆さんと挨拶させてもらいたい気分を押し殺して会場を後にする。
こうして、俺のThe PEAKS奥日光が終了した。
前回のThe PEAKSの時は走り終わった時には「もう坂はええわ、、、もう1か月間はロードバイクに乗らんとこう」と思ったのだが、今回は次のThe PEAKSは変態で申し込もう!という気分になれたのは一つ成長できたのかもしれない。
皆さん、お疲れ様でした。
ちなみに、帰りは温泉に入ってから車輪行で滋賀まで。今度は高速道路を使いながらだったけど、途中仮眠休憩など取りながら帰ったら、結局11時間ほどかかってしまった。でも、無事、滋賀まで帰る事が出来て良かった。2時間寝て出勤(笑
大反省会はまた別途。
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