ようやくご報告ができる。(と言っても誰も待ってない報告だけど)
ここ数日ずっとソワソワしてきた事、16日のUT練を休んだ理由は息子ちゃんの中学受験でした。
このブログでもちょくちょく息子ちゃんの塾の送迎の事を書いてきましたが、16日と17日で中学受験をしてきました。
まだ一校の結果発表が待っているものの、すでに第一志望の中学を受かったので良いでしょう。
* ここから書くことは、うちの中学受験の事です。中学受験したから/しなかったからどうこうという優劣の話では無いです。中学受験って今話題だけど、どんな感じなの?という事をかんじてくれればと思います。
サクラサク
桜が咲きました。
良かった。。。どこの中学なのかというのは明言は避けておきましょう。
私と奥様の母校Rのライバル校Dとだけ。(笑
まぁ、これで大学まで保証されたので親としては一安心。
もう一校は、仏教系の男子中学。
何故か第一志望よりも滑り止めの方が偏差値が高いという(笑
こちらは明日の結果発表。
もう第一志望が受かったので、どうでも良いモードに入っています(笑
さて、少し書きましょうか。
きっかけ
きっかけは、小学校の低学年から通っていた合気道。
合気道に通っていた時に、その当時中学生だった子供が同じ様に進学校に通っていて、中学受験が今熱いという事を教えてもらった。
それまでうちの奥様は息子ちゃんに対して「生きていればそれで十分」というスタンスだったのだけど、少しずつ教育ママになっていった。
俺も奥様も静岡と愛知の田舎育ちなので、中学受験なんて頭に微塵も無かった。
今でもおそらく我々の故郷では中学受験なんて一部の限られた人たちだけのものだと思っているだろう。だから、全くの道の世界。
進学塾
中学受験に受かるためにはそれなりのカリキュラムを受けなければならないという事がわかった。というか、その辺は奥様がほとんど情報を仕入れてくれた。
進学塾に行くまでは、公文に通っていた。
ただ、公文は学校の授業に沿ったカリキュラムらしい。早くカリキュラムをこなせる子供は先どりして勉強ができるらしい。つまり、小学生でも中学生の勉強をすることができる。
でも、それはあくまでも学校の中の勉強レベル。中学受験はそれではアカンらしいことがわかった。つまり、学校の教科書を丸暗記しても恐らく受かる事ができない。
そういった意味では進学塾の効果は大きい。
保護者会に言って、カリキュラムの説明を聞いたりすると、ただただ「すげ〜な」としか思わなかった。
進学塾には2年間通った。奥様は3年間フルで通わせれば良かったと思うところもあるらしい。ただ、3年間もこの生活を維持できたのかと言われると、多分できたのだと思うが、犠牲にしたものの多くあっただろうなとは思う。
息子ちゃん曰く、塾ではほとんど他の子供たちと話をする時間が無かったらしい。宿題は多分毎日多く出ていたと思う。
塾の先生が「宿題だけで一杯になる」と言っていたので、多分そうなのだろう。でも、息子ちゃんからは宿題でヒーヒー言っている気配はない。アニメも見るし、1年目はドラマもフルにがっつり見ていた(笑
本当に宿題やっているのだろうか?とかなり心配になったが、塾の先生からは何の連絡もないし、息子ちゃん自身、誰かに指導される事を極端に嫌うので、多分やることはやっていたのではないかと思う。
正直、俺は塾に通ったことが無いので、勉強にはノータッチ。
「勉強をやれ」とは言った事はほとんどない。
その代わり「やるべき事はしっかりやったか?」「テストの結果が出た後に、あの時こうすれば良かった、ああすれば良かったという事が無い様に努力だけはしておくこと」とは何度も擦り込んだ。
奥様もほぼ勉強にはノータッチ。
ただ、丸付けであったり、塾のスケジュール確認などはしてくれていた。
そのほかの役割としては、
奥様は毎日のお弁当作りと弁当届け。
俺は息子ちゃんの塾のお迎え。
コロナ前は電車で山科駅で落ち合って、一緒に大津駅まで行って歩いて帰ってきた。
コロナ中は車で20:30に迎えに行っていた。
なんとかコロナに感染する事なく受験する事ができた。
何故、中高大一貫校?
色々と悩んだところはある。
受験直前のテストの状況からいくと、もう一ランク上の中高一貫校に入る事ができた。
ただ、そこは大学までは行けない。
その中高一貫校は頑張れば恐らく、東や京といったトップクラスの大学に行ける、、、が、その保証はない。頑張らなかったら、今回受かった系列の大学にすら入れないかもしれない。
類は友を呼ぶということで、その環境に入ればその流れに乗って頑張るかもしれないが、分からない。
しかも、今後大学入試が変わるらしいので、それに対応できるか否かもわからない。しかもこのコロナ禍だ。先行きは全く見えない。
先行きが見えない中で、見える道を進むには今回の大学まで行ける一貫校という選択が一番に挙がった。
一貫校はお高いのでは無いのか?
正直、これは思った、というかビビっていた。今でもビビっている、というかチビっている。
一年にかかる授業料は半端ない。そりゃ普通の公立中学に入っていた方がコストは浮く。
ただ、よく考えたらそれなりの高校に入ろうとするのであれば、中学に入ったら否が応でも進学塾には通わなければならない。
今回分かったのは、それなりの学校に入るには進学塾は外せない。そりゃ、中には地頭の良い子供はいるし例外はあるけども、それはあくまでも例外。
「私は/私の子供は塾に行かなくてもそれなりの高校・大学に入れた」という人もいるかもしれないが、それは「あなた/あなたの子供の頭が良かったから」という事で自信を持っていただきたい。
中学1年から進学塾に通わせるコストと、一貫校に通わせるコストを比較した時、恐らくそれほど変わらないだろうという事がわかった。
だから、私としては「それほど変わらないのではないか」と思っている。
高校受験からでは入れない有名高校もある
行今回初めて知ったのは、高校の中には「高校から入れない」ところもある、という事。
中学からエスカレーターで上がる方法でしか入れない進学校がある。何故なら、そのような高校は、中学のうちに高校の授業まで完了してしまい、高校の時間の全てを受験勉強に充てる為、らしい。
これには正直驚いた。
中学校で頑張っても入れないって、、、あり?
でも、↑のような理由を言われると、確かに、、、そうかぁ、と納得もできる。
それも見越さなければならないなんて、、、中学受験おそるべし。
父親として何をしたか/するべきか/してはならないか
何をしたのか?と言われると、
・塾の送迎
・心構え
・塾代のATM
くらいしか無い、、、。あぁ、、、無力。
でも、それで良いと思う。
子供がどのような性格なのか?という事もあるが、幸い、息子ちゃんは自分から塾に通いたい、勉強をしたいと言ってきたので、「勉強しろ」というプレッシャーをかける事はほぼ無かった。
小学生の子供にとって、父親はある程度「恐怖の対象」だと思う。
そりゃ、年に何度も出張に行って何週間も空けたり、朝10分、夜1時間程度しかコミュニケーションが取れなかったら親父がどのような人間なのかさっぱり分からないだろう。
しかも、ある日突然ハゲになって、筋トレ行きまくってムキムキになっていたら、怖いだろう。
だから頼れるのは奥様という事になる。気をつけなければならないのは、反抗期。
奥様に対して反抗する態度を見せる事が無いように、気をつけた。
ご飯を作ってくれたら「いただきます」の代わりに「いつもご飯を作ってくれてありがとう。感謝しています」という声かけを常にしたし、事あるごとに「いつも息子ちゃん共々感謝しております」と奥様に声をかけて、息子ちゃんにも「奥様には世話になっているのだぞ」という事を擦り込んだ。
そのお陰もあって、今でも息子ちゃんは俺には寄り付かず、奥様にべったりだ。。。(笑
塾の送迎の時には、とにかく「後悔のないように全力で毎日取り組むこと」を軽く擦り込んでいった。勉強の事に関しては悲しいかな、教えられる事はない。
という事で、父親としてした事は↑だし、するべきことというのは、子供の手綱引きだと思う。反抗期に反抗させない。やる気の炎を消さない。
あとはサボる環境を与えない。
うちはPCだった。コロナの影響で一時PCでのオンライン授業になった。
基本的に息子は俺の書斎のMACでオンライン授業を受けていたのだけど、その時期のテストの結果はだだ落ち。恐らくMACでYouTubeとかを見ていた疑惑がある。
受験生にPCを与えてはダメ。オンライン授業にするか、通塾するか、という選択になったら、迷わず通塾。電車でのコロナ感染のリスクがあるのであれば、車で送るという事をしてでも通塾させるべし。これは間違いない。
当然、ゲームは厳禁。一時、奥様がブチ切れてゲームは全て隠されてしまった。息子ちゃんもプライドがあるらしく、隠された事に対して「悔しくないも〜ん」という態度を取ったので、それで抗争には至らなかった。(笑
やっていはいけない事は、やる気を失くさせる事。
ズバリ「勉強しろ」「頑張れ」という言葉を投げる事。
勉強はすでに塾でやっている。
頑張ってもいる。
仕事でも同じで、これを言われると「これ以上何をしろと?」という事になる。とにかくこの2セリフは言ってはならない。
親からガツガツ言われなくても、ちゃんとやった息子ちゃんは我が子ながらストイックだと思う(笑
奥様がやってくれたこと
奥様がやってくれた事は、ここに書ききれないほどある。
毎日の家事はもとより(私もお皿洗いとお風呂掃除と洗濯物干しはやるが)、息子ちゃんの毎日の弁当作り、塾へのお届け。
塾から弁当を頼む事ができるのだけど、息子ちゃんはアレルギーがあるので、リスクを避けた。
これだけでも相当な労力がかかる。それも仕事をしながらである。
2020年はコロナで俺がずっと日本にいたので、息子ちゃんの塾のお迎えはほぼ全て出来た。だけど2019年はそれなりに出張に行っていたので、その期間は塾のお迎えもお願いしていた。
塾の先生が壮行会の時に「両親の感謝は山よりも高く海よりも深し」とありきたりな言葉を言ってくれたようだけど、まさに俺からの奥様への感謝もこれと同じである。
さいごに
これはあくまでも、うちの場合という事なので、参考になるかは分からないけど、中学受験をこれから考えているという方に少しでも参考になれば良いかと。
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