先日、車に乗ってミラーを開けたらミラーを開閉するモーターが止まらず、ずっと回りっぱなしの状態になってしまった。
ディーラーに車を持ち込んで原因究明と修理をお願いしてみたところ、原因はミラーを開閉させるギアが摩耗してしまっており、歯車がかみ合っていない事らしい。
通常、ミラーが開ききったり/閉まり切ったところでギアの回転が止まる。つまり、ギアにくっついているモーターにトルクがかかる事で、モーターは停止するらしい。
ネットで調べてみたところ、確かにそれが原因でミラーを開閉させるモーターが止まらないという現象が数件見つかった。
修理の値段を聞いたら、ミラーを全交換する必要があるらしく約40,000円という見積もりが出てきた。
ギアの故障ならギアだけを交換してくれれば良いのに。ギアなんて原価数百円レベルの部品なんだから。と思って、聞いたところ、ミラーを分解して故障の原因と思われるギアだけを交換する事が物理的に難しいらしい。
そんな事あるかい!と思って、とりあえず修理は保留。
ミラーを開閉するボタンを半押しすると、モーターが止まる事が分かったので、とりあえずは、そのボタンの半押し状態のところで爪楊枝を挟んで、半押し状態をキープさせる事に成功。コックピットにボタンがたくさんある様な最先端な車なのに、この部分だけやけに原始的だな、と笑ってしまった。
さて、どうしたものか、、、とYoutubeで調べたところ、ミラーを分解して故障しているギアの部分を接着剤で修復している人たちがけっこういた。諦める前に一度トライしよう、という事で、早速、車のミラーを取り外してみた。
Youtubeを見ていたら、ドアの内側のカバーをごっそり取り外す必要がある車があったが、アテンザは内側カバーの取り外しは不要だった。
ミラーは難なく取り外せた。次はミラー自体の分解だ。まずは鏡部分を下から取り外す。
この左側のカバー、、、どう頑張っても取り外す事が出来なかった。そもそも取り外す為にはハーネスを一旦カットして、再度端子をクランプする必要があった。工具も持っていないし、流石にそこまでやる気力も無かったので、ここで断念。
やはりミラー全部を交換するしかないのか。。。40,000円か、、、。と諦めかけたその時、アイデアが天から降ってきた。
そうだ、、、オークションを探そう。早速、ヤフオクで調べたところ、なんと7,000円で売っていた!
こんな10年前に製造した車のミラーなんて売っているものなんだなとびっくり。
早速、入札して落とした。相手もびっくりしただろう。
ドキドキしながらエンジンをかけてミラーの開閉ボタンを押す。
ブイ~ン。
動いた。問題無く開閉ができた!
40,000円かかるところ、7,000円で修理できた。
今回の教訓。
・諦める前に自分でも手を動かしてみる。
・部品はオークションで安く入手できる可能性がある。
ミラーが壊れて、40,000円も修理にかかると言われた時には「いよいよガタが出始めたから、次の車検で乗り換えるか」と思ったけど、あと10年は乗り続ける事が出来そうだ。
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