北海道で震度6弱の地震があった。被災された方達の少しでも早い回復をお祈りします。
地震があると、この国でもの作りをする事のリスクについて考えさせられる。
地震が起こると、まず物流に影響が生じる。メーカーで在庫を抱えてくれていても、倉庫の棚が倒れたら、出荷できない。山の様に崩れた部品の中から、対象の部品を見つける事が出来たとしても、品質的にそれが使えるかどうかは分からない。
運良く使えたとしても、それを運ぶためのインフラが遮断されてしまっていて、物を運べないという事が発生する。
最寄りの空港が閉鎖されたら、そこに届いた部品は動けなくなる。他の空港に移動したら、今度は移動先の空港が溢れかえってキャパオーバーになる。
当然、メーカーの生産ラインに打撃があれば物も作れなくなる。
従業員が無事でも家族に負傷者がいたら、その従業員は休まざるをえない。つまり、生産ラインの一部に穴が空き、多能工の化出来ていなければ、他の人がフォローすることも出来ず、生産できない事態に陥る。
これは、地震に限った事ではない。災害が多い日本では台風が来ても同様の事態に陥る。
果たして、日本でモノを作るという事が正しいのだろうか?
日本人である自分が言うのも何だが、色々な国の人と接して来て思うのは、明らかに日本人は優秀だという事。何において優秀なのか?スクラップアンドビルドに物凄く長けている。
作り上げて来たものが壊されて、そこから再建する力が凄い。ただ再建するのではなく、プラスαの価値を持たせて再建させる所が凄い。
戦争は技術の発展の一翼を担うとは言われるが、日本の場合は災害によって発展した技術も少なくはないだろう。破壊のための技術発展ではなく、再生のための技術発展。日本らしさがここにある。と思う。
日本は良い意味で政治と宗教が弱い事が功を成しているのだと思う。中国の様に人口が膨大でも、政治が強すぎると発展しきれない。国として裕福になったとしても人は依然として貧しい。色んな意味で。
インドの様に宗教が強過ぎると人が動かない。あれほど多くの人がいても、何も生まない。
日本は政治は、あって無いようなものやし、宗教は八百万の神と言う程、色々な神様を許容できる文化かある。となりの人がキリスト教でもイスラム教でも何とも思わない。
こういうところに日本人の強さの秘密があるのではないか?
なんて事を、地震が起こると考えさせられる。
昨晩は帰ってからローラー台練。本当は外で実走したかったけど、そういえばライト無かったと思って断念。ローラー台 53分。
今日は金曜日だ。気合い入れて頑張るぞ❗️
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