ペダリングモニターのレビュー

THE PEAKSまであと3日。

コースを見て改めてビビっている。いやチビっている。もう股間ビショビショである。

さて、シマノのペダリングモニターをリドレーちゃんに導入し、ここ二日間使用してみた。

色々と分かってきた事があるので、早いがレビューしていこう。

ペダリングモニター。
一昔前はパイオニアがペダリングモニターを販売していたが、事業ごとシマノに売却し、シマノがその技術を活用してペダリングモニターを発売している。

これまで自分のペダリングが正しいのかどうか分からなかった。ペダリングが悪いからパワーが出ないのか?ペダリングが良いけどパワーが出ないのか?などと考え始めると、どんどんと何を改善していけば良いのか分からなくなってくる。

そんな中、エートスちゃんと一緒に購入。

元々、エートスちゃんに付けようかと思っていたが、エートスちゃんはおデュラ様で統一しようと思い、売ろうと思っていたリドレーちゃんの売却を止めて、リドレーちゃんに導入する事にした。

さて、前置きが長くなったが、ペダリングモニターで分かった事を書こう。

まず、ペダリング効率なのだが、何%が理想的なのか、どこのサイトを見ても書いてない。唯一書いてあったサイトには30-40%で「綺麗なペダリング」と言われていた。

ミスターパーフェクトこと、高岡さんでレース中で60%という事が書いてあった気がする。

この効率だが、高ければ高いほど良いのか?と言われると、そりゃ良いに決まっているが、100%を出せるのか?と言われると、人間の身体では不可能と言わざるを得ない。

ペダリング効率は、クランクを一周回す時に、クランクに常に均一なパワーが掛かっていれば、100%となる。(ハズ)

1時〜4時のパワーを10時〜12時(引き足)のポイントで出せない。軽いギアで回したところで、もう片方の脚の動きが邪魔をして効率が下がる。

片足ペダリングをして、何とか70%〜80%といったところ。

なので100%は無理という事が分かった。

では何%が現実的であり、理想なのか?

ペダリング効率を上げるには「引き足」を上手く使う必要がある。引き足を使う事で、下死点以降でもパワーをクランクに伝えている、という事でペダリング効率が上がっていく。

0時から6時まで均一なパワーをかけ、6時から12時まで全くパワーを掛けなければ、ペダリング効率は50%になる(と思う)が、それはクランクが左右にある以上無理。

6時〜12時で脚の力を抜いても、脚の重さがクランクに掛かる負荷となり効率は下がる。

なので、引き足を意識しない「ポダリング〜中強度」で走る時の理想のペダリング効率は30〜40%くらいになると思う。

では、どんな時に引き足を意識するのか?と言われると、レース強度(単独TTや単独ヒルクライム)の時。

もしかしたら個人差はあるのかもしれないが、俺の場合は、高強度でペダリングすると引き足を意識する為、効率が50%以上になる。

引き足を9時まで上手く使えたとして3/4。つまり75%。

でもそんなに上手く行けないハズなので、現実的な理想値は60〜70%の間やと思う。それ以上の効率を求めると逆に踏み脚に影響が出てしまう可能性がある気がする。

なら、ポダリング〜中強度でも引き足を意識すれば良いのでは?と思うが、自転車の推進力には慣性が影響する為、この強度で走る時は、よほどギア切り替えを上手くやらないと、ペダルへのパワー伝達が抜ける事がある。

クランクを回しているのに、ホイールからラチェット音が聞こえたら、完全にパワーが抜けていると思って良いだろう。

あと、右クランクで引き足を意識すると左クランクを踏んだ時にパワーが抜けてしまう。

だからポダリング〜中強度ではペダリング効率が上がらない。だから30〜40%程度になる。

ペダリング効率を上げるには、常にクランクにパワーが掛かっている高強度で走る必要がある。

これが、ここ2日間で分かった事。

パワーモニターを導入して良かったか?と言われると、個人的には満足。

俺の場合は、どうも右脚の効率が悪い事が分かった。数字を見て、自分のペダリングを確認すると、確かに右脚は引き足が使えていない事が分かる。

引き足を使おうと意識しても左脚の様にいかない。ここに改善の余地が残っている事が分かる。

数字で客観的に分かるのは面白い。そういった意味では、パワーモニターを導入して良かったと言える。


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